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ソフトバンク・柳田 9月下旬にも実戦復帰 一緒にフリー打撃 新外国人ジーター・ダウンズへの助言は…

スポニチアネックス / 2024年8月21日 6時3分

屋外でフリー打撃を行うソフトバンク・柳田(撮影・成瀬 徹)      

 右太腿裏の負傷のため戦列を離れているソフトバンク・柳田悠岐外野手(35)が20日、福岡県筑後市のファーム施設でリハビリ開始後初となるフリー打撃を行った。41スイングして3本の柵越えを放ち、健在ぶりをアピール。早ければ9月下旬にも実戦に復帰できる見込みだ。今後も慎重に調整を進めていく方針だが、4年ぶりのリーグ制覇、ポストシーズンへ向け、主砲の順調な回復は明るい材料だ。

 容赦なく照りつける夏の日差し、したたり落ちる汗。柳田は「はぁ…。マジで倒れる」と嘆きながらも顔には笑みが浮かんでいた。あの大ケガから81日目。久しぶりに青空に向かって思い切りスイングできた。

 「いやー、楽しかったですね。順調にきていますよ。しっかりと100%振れているんで、うまくできてきている。もっともっと振っていきます」

 この日午前中に筑後ファーム施設の室内練習場からタマスタ筑後に移動し、離脱後初となる屋外でのティー打撃をシャウトしながら行った。ピンク色のグラブをつけてキャッチボールを行った後、負傷後初めてのフリー打撃を開始。中谷将大リハビリ野手担当コーチが打撃投手を務め、新外国人ジーター・ダウンズと仲田とのローテーションで約25分間、スイングした。

 打席は6巡し、最後41スイング目の打球は強烈なライナーで右翼フェンス上の網に直撃した。惜しくも柵越えとはならず声を上げて悔しがったが、力強い打球は健在だ。「あかーん!」と時折叫びつつも3本の柵越え。「普通にいいですよ」と感触に納得していた。

 5月31日の広島戦で負傷し「右半腱様筋損傷」で全治4カ月との診断を受け、リハビリを続けてきた。今週末には病院で再診を受け、実戦に移る前に必要な走塁、守備などの今後の調整ペースを確認する。早ければ9月下旬にも実戦に復帰できる見込み。当初の復帰計画より経過は順調だが、楽天戦前に対応した小久保監督は「走れないとね。完全に治してください」と慎重な姿勢を示した。

 ダウンズとは初対面で「今年36歳の顔には見えない」と肌つやを絶賛され、「納豆を食え」と助言した。「いいえ、怖いです」と拒否されたが、周囲は明るいムードに包まれていた。今後も打ち続け、さらに感覚を呼び覚ます。慎重を期しつつ、戦力としてカムバックしようとしている主砲は「トレーナーさんたちと話し合いながらやっていきます」と前向きに話した。(井上 満夫)

 ≪柳田の過去の主な故障離脱≫

 ▽右手薬指骨折 16年9月1日の西武戦での中堅守備で右第4指末節骨を骨折。全治6週間の診断だったが、約1カ月後の10月8日のロッテとのCSファーストS第1戦で復帰した。

 ▽右脇腹痛 17年9月20日の日本ハム戦で2回にファウルを打った際に痛め、右腹斜筋損傷・肋間(ろっかん)筋損傷で全治3週間の診断を受ける。約1カ月後の10月22日、楽天とのCSファイナルS第5戦で「1番・中堅」で復帰。

 ▽左膝裏肉離れ 19年4月7日のロッテ戦で三盗を成功させた際に痛める。「左半膜様筋腱(けん)損傷」で全治まで約3週間と診断されたが、回復が思わしくなく、約4カ月半後の8月21日オリックス戦で復帰した。

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