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阪神・木浪 満塁男本領!!初回2点二塁打で先制貢献 通常打率・203も満塁機なら・500

スポニチアネックス / 2024年8月21日 5時18分

<神・ヤ>初回、木浪は2点二塁打を放ち、ベース上でベンチを指さす(撮影・椎名 航)

 ◇セ・リーグ 阪神8―3ヤクルト(2024年8月20日 京セラD)

 阪神が満塁で木浪を迎えれば、得点のにおいが漂う。初回、前川が押し出し四球を選んで先制し、なおも2死フルベース。吉村の153キロ直球を右翼線へ運んだ。2者が生還。3連敗中の嫌なムードを振り払い、5カードぶりの初戦先勝をけん引した。

 「ネクストで、また満塁だと思ったので、打てる気がした。みんながつないで回ってくる場面。満塁というだけで打ってやろうという気持ちになる」

 「満塁男」の異名通り、塁が埋まるとズバぬけた成績を残す。今季は満塁の好機で打率・500(12打数6安打)。通常の打率・203を大きく上回り、18打数8安打だった昨季の勝負強さを継続する。「たまたま運がいい」と謙遜しつつも、これで波に乗り、6回に二塁打、8回に中前打を放ち、遅ればせながら、今季初の3安打猛打賞をマークした。

 母校・青森山田が春夏通じて初めて甲子園でベスト4に進んだ。30歳の今、故郷で過ごした青春時代を「しっかり野球を教えてもらった」と宝物のように記憶に刻んでいる。

 雪深い青森の冬は、5カ月近くグラウンドが使えない。地味な基礎練習や体力づくりのメニューが延々と続く。1日1000スイングをすることもざらだった。同学年のDeNA・京田ら仲間と目指した聖地に一度も立てなくても、後の野球人生の肥やしになった。土台ができているからこそ、亜大、Hondaと進むにつれ、綿のように技術を吸収できた。高校通算0本塁打からプロの道を切り開いたのは「あの厳しさがあったから、上のレベルでもっと練習をしたいという気持ちになれた」とかみしめる。

 この3連戦は、女性ファン向けのイベントが用意された「TORACOデー」。今季2度目の開催で、前回5月の投票企画で「推し選手」1位に輝き、期間中の19日ヤクルト戦でも満塁で2点打を放った。チャンスで頼りになる。だから男女を問わず、虎党から支持される。(倉世古 洋平)

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