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【甲子園】関東第一・米沢監督 主砲・高橋の一発「期待せず」 準決勝も“原点回帰”で守り勝つ

スポニチアネックス / 2024年8月21日 5時2分

準決勝を前に取材に応じる関東第一・高橋主将(撮影・大城 有生希)

 ◇第106回全国高校野球選手権

 主砲に期待はしません――。関東第一は、雨によるグラウンドコンディション不良のため、当初の兵庫県西宮市内から淡路市内の室内練習場に場所を移して練習を行った。

 尼崎市内の宿舎に戻って取材対応した米沢貴光監督は「あの一発は確かに大きかったけど、期待はしていない。ホームランは狙って打てるものじゃない。彼の良さですけど、そこは計算しない。彼自身もそう思ってくれてる」と話した。東海大相模を破った19日の準々決勝。4番の高橋徹平主将(3年)の決勝弾が、9年ぶりの準決勝進出へ導いた。それでも、主砲の長打に頼るつもりはない。言葉の裏には「攻める守備」を最大の武器とする自負がある。守り勝つ野球で勝ち抜いてのベスト4。「ホームランを打った後は必ず原点に戻れと言っている」と続けた。

 高橋主将も「いいホームランだったけど、その意識は消して低い打球でヒットを打てれば」とこの日の打撃練習でも低く強い打球を心がけた。相手は2年連続4強の神村学園。原点回帰で決勝の舞台へ勝ち上がる。(秋村 誠人)

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