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【甲子園】京都国際は青森山田に雪辱を期す 中崎琉生と西村一毅で4試合連続の零封だ

スポニチアネックス / 2024年8月21日 5時2分

キャッチボールする京都国際・中崎(撮影・中辻 颯太)

 第106回全国高校野球選手権は、きょう21日に準決勝を迎える。20日は休養日で、4強入りした各校は練習を行った。今春選抜の1回戦で敗れた青森山田(青森)への雪辱を期す京都国際(京都)は、中崎琉生(るい=3年)と西村一毅(2年)両投手による「NN左腕コンビ」の奮闘で、1974年以来50年ぶりとなる4試合連続の零封勝利が懸かる。

 同じ甲子園でリベンジの舞台が整った。京都国際は青森山田に敗れた3月21日から変わった。9回サヨナラ負けの敗戦投手となったエースの中崎は「一度負けた相手に、もう一度負けるわけにはいかない」と言葉に力を込めた。小牧憲継監督も「(準決勝の)抽選で青森山田さんに決まった時、全員が“よっしゃ!”って言った。もう一度戦うチャンスを子供たちが待ち望んでいました」と頼もしそうに言った。

 今大会4試合は中崎、西村の順で2試合ずつ投げきり、準決勝は中崎の番。「青森山田さんには感謝の気持ちもあります。成長させてくれた相手を自分が倒すイメージで挑みたい」。春の敗戦後、主将を遊撃手の藤本陽毅(3年)に譲り、自身は投手に専念した。「練習の意識を全て実戦の感覚に近いものにした。青森山田だったら、こういうこともやってくるだろうと考えてブルペンで投げてきた」。京都市内の同校グラウンドで練習したこの日は、相手打線の映像を1時間分析した。

 小牧監督は「チームの組織力で戦う。最終的に1点でも上回っていたらOK」と勝ち方にはこだわらない。その中でも、打倒・青森山田を掲げて成長した頭文字「N」の二枚看板は、競うように聖地のスコアボードに27個のゼロを並べてきた。2回戦で西村、3回戦で中崎、準々決勝で西村が完封。4試合連続の零封勝利となれば1974年の銚子商以来50年ぶりで、複数投手の完封を含む達成は史上初の快挙となる。

 春はアルプス席で応援に回っていた西村は「肩は張っていますが、準備します」と今大会初のリリーフにも意欲。一丸となってリベンジを果たした先に、初の頂点が見えてくる。 (千田 篤史)

 ○…京都国際は3試合連続で零封勝利中。夏の甲子園で4試合以上の連続零封勝利は1939年の海草中(現向陽=和歌山、5)、48年の小倉(福岡、5)、60年の法政二(神奈川、4)、74年の銚子商(千葉、4)の過去4度。いずれも完封は各校1投手(順に嶋清一5、福嶋一雄5、柴田勲3、土屋正勝2)で、複数投手による完封を含む達成となれば史上初めてとなる。なお、青森山田はいずれも継投による2試合連続零封勝利を継続中。

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