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【甲子園】神村学園、9回無念の本塁憤死で初の決勝進出ならず 昨年に続き準決勝で敗れる

スポニチアネックス / 2024年8月21日 10時10分

<関東第一・神村学園>9回、走塁死で敗れ崩れ落ちる神村学園・小田大介監督(左)(撮影・中辻 颯太)

 ◇第106回全国高校野球選手権 第13日 準決勝 神村学園 1―2 関東第一(2024年8月21日 甲子園)

 神村学園(鹿児島)は関東第一(東東京)に1―2で敗れ、初の決勝進出を逃した。

 2試合連続で先発のマウンドに上がったエース左腕の今村拓未(3年)が6回まで4四球も、関東第一をノーヒットに抑える好投。だが、7回に初安打を許すと、1死二塁から7番・熊谷俊乃介(3年)に右翼線へ同点とされる二塁打を浴びた。右翼手の失策で打者走者が三塁へ進み、8番・市川歩(3年)の打球を二塁手が後逸。1―2と勝ち越された。

 打線は4回に先制点を挙げた。1死から4番・正林輝大(3年)が中前打で出塁。5番・岩下吏玖(3年)が送った2死二塁で、6番・上川床勇希(3年)が今大会初登板となった関東第一の先発・大後武尊(3年)のチェンジアップを中前へはじき返し、5試合連続となる適時打をマークした。しかし、6回からは今大会無失点の背番号1・坂井遼(3年)に抑え込まれた。9回は連打で1死一、二塁の好機をつかみ、2死後に代打・玉城功大(3年)が中前打。二塁走者の岩下が同点のホームを狙ったが、中堅手・飛田優悟(3年)の好返球でタッチアウトとなり、無念のゲームセットとなった。

 神村学園は昨夏も準決勝へコマを進めたが、仙台育英(宮城)に2―6で敗れ、決勝進出を逃していた。

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