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関東第一 令和版「奇跡のバックホーム」で初決勝!奇しくも…あの“伝説”96年松山商と同じ「8・21」

スポニチアネックス / 2024年8月21日 10時48分

<関東第一・神村学園> 9回、玉城の打球を本塁に返球する関東第一・飛田 (撮影・亀井 直樹)

 ◇第106回全国高校野球選手権 第13日 準決勝 関東第一 2―1 神村学園(2024年8月21日 甲子園)

 関東第一(東東京)が神村学園(鹿児島)を下し、創部98年目で夏は初の決勝進出を決めた。ネット上では、9回2死一、二塁のピンチを切り抜けた関東第一の中堅手・飛田優悟(3年)の「神バックホーム」が大きな反響を呼んでいる。

 関東第一が1点をリードした9回2死一、二塁の場面。6回からの登板で好救援を見せていた背番号1・坂井遼(3年)が連打で1死一、二塁のピンチを招き、2死後に神村学園の代打・玉城功大(3年)に中前打を許した。同点かと思われたが、中堅手・飛田が好ダッシュから捕手・熊谷俊乃介(3年)へダイレクトの好返球。二塁走者を刺して決勝への切符をつかみとった。

 このバックホームに、敗れた神村学園の小田大介監督も「0.1秒の差が出た。素晴らしい送球だった。本当に関東第一さんはいいチームだった」と好守備を称えていた。

 「バックホーム」といえば、1996年夏の決勝、松山商-熊本工での「奇跡のバックホーム」が多くのファンの記憶に残る。この古豪同士の決勝は、延長戦にもつれる激戦となった。延長10回1死満塁の場面。松山商は敬遠の四球2つで満塁策を取り、さらに右翼の守備固めに強肩の矢野勝嗣を送った。そして熊本工の3番・本多大介が放った一打は右翼へ。テレビの実況者が「文句なし!」と叫んだ当たり。犠飛には十分な飛距離と思われたが、強風で定位置付近まで戻された。タッチアップした熊本工の三塁走者・星子は懸命に駆けたが、矢野のダイレクト返球で無念のタッチアウト。「奇跡のバックホーム」として語り継がれていくプレーとなった。

 きょう8月21日は、奇しくもこの「奇跡のバックホーム」が生まれた決勝の日程と重なる。ネット上では「いやなんちゅう劇的な幕切れ」「素晴らしいバックホーム これはお見事」「松山商の奇跡のバックホームが蘇ったわ、ホントに見事なラストシーンだった」「いやマジで今のバックホーム令和の松山商vs熊本工やろ」と瞬く間に話題を集め、「バックホーム」がトレンド入りする大反響となった。

 東東京勢の決勝進出は1995年に優勝した帝京以来29年ぶり。23日の決勝では京都国際―青森山田の勝者と対戦する。

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