【甲子園】京都国際・長谷川、同点2点打&レーザービームの好守「選抜の悔しさをバネに練習してきた」
スポニチアネックス / 2024年8月21日 13時34分
◇第106回全国高校野球選手権大会第13日・準決勝 京都国際3―2青森山田(2024年8月21日 甲子園)
京都国際(京都)が3―2で青森山田(青森)に勝利し、春夏通じて初の決勝進出を果たした。京都県勢としては、2005年の京都外大西以来19年ぶりの決勝(23日午前10時試合開始)で、ともに初優勝を懸けて関東第一(東東京)と対戦する。
右翼・長谷川颯(2年)が攻守でチームをけん引した。2点を追う6回1死満塁の場面で、プロ注目の最速152キロ右腕・青森山田の関浩一郎(3年)から右前に同点2点適時打を放ち、逆転劇を演出した。
直後の1点リードの6回1死一塁の守備では、右前打を素早く処理するや否や、三塁を狙った一塁走者を2バウンドのストライク送球で刺してピンチの芽を摘んだ。
京都国際は今春の選抜1回戦でも青森山田と対戦し、8回に2点差を追いつきながらも9回にサヨナラ負けを喫していた。試合後、長谷川は「3年前に4強で負けてしまって決勝まで行けなかったんですけど、今回は僕たちが4強から勝って決勝に進むことができて歴史を変えることができたので本当にうれしいです」と笑顔。
選抜のリベンジを果たし「春の選抜で青森山田さんに1回戦負けしたので、悔しい気持ちをバネに練習してきた。厳しい練習を乗り越えてきたかいがあったと思います」と言い、同点2点打について「1死満塁だったんですが、自分が打って点を取って逆転すようという気持ちで打ちました」と声を弾ませた。直後の好守には「あの場面は三塁に行かれたら、点を取られる場面だったので、なんとしても刺そうという気持ちで送球しました」と振り返った。
そして、「チームメートとともに春の負けを見返してやろうという気持ちでした。春は貧打で全然打てない打線でしたが、この夏は束になって打線を全員でつないで全員野球で勝ちにつなげられている。全員野球ができている」と強調し、決勝に向け「チームの勝利に貢献できるように頑張りたい。全員で束になって戦って絶対に優勝したいです」と表情を引き締めていた。
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