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井上尚弥がドヘニー戦へ公開練習 「判定決着は許されない。仕留められる瞬間に仕留めるのがベスト」

スポニチアネックス / 2024年8月21日 16時22分

井上尚弥

 ◇プロボクシング 4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 統一王者 井上尚弥(大橋)<12回戦>挑戦者 TJ・ドヘニー(アイルランド)(2024年9月3日 有明アリーナ)

 プロボクシング4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(31=大橋)が21日、横浜市内の所属ジムで、9月3日のTJ・ドヘニー(37=アイルランド)との防衛戦へ向けた練習を公開した。「やることはほぼほぼやってきたので、後はケガのないように無駄な面を省いて少しのズレもなく調整したい」と意気込みを示した。

 27戦全勝(24KO)で4階級制覇王者の井上は東京ドームでルイス・ネリ(メキシコ)に6回TKO勝ちした5月6日以来、約4カ月ぶりの試合。4団体のベルトが懸かるドヘニー戦はWBCとWBO王座が3度目、WBAとIBF王座が2度目の防衛戦となる。6月下旬からはドヘニーと同じサウスポーを相手にスパーリングをスタート。父の井上真吾トレーナーによると現在89ラウンドを消化し、合計で100ラウンド前後になるという。大橋ジムの大橋秀行会長は計4人のメキシコ人選手をパートナーに招へいしたと明かし、「連日スパーを重ねて体調も万全。内容も過去最高。このままの調子で試合に向かいたい」と話した。

 井上も「スパーも良い感じに進んでいて、イメージ通りに動くことができている。調子としては良い」と現状を説明。大橋会長が言う”過去最高”についても「気を抜かないでやっていたら、一番やったという自負でかなり追い込めた」と認めた。減量に関しては、真夏の直射日光に当たらないことを意識しながら「無駄な疲労をためないように工夫してやった」と明かし、「2017年ぶりの(年)3試合の感覚で進めている。問題なく調整できているし、オフも長くなかったので良い調整ができている。オーバーワークにならないように、トレーニングをやりたい気持ちはあるが、疲労を持ち越さないように、9・3に最高の仕上がりへもっていく」と語った。

 26勝(20KO)4敗で元IBF世界スーパーバンタム級王者のドヘニーは約5年4カ月ぶりの世界王者復帰を目指しており、今週中に来日予定。改めてドヘニーの印象を問われると「(ネリと)タイプは少し違うが、大きく変わることはない、体が少し大きいくらい」と答え、「やるべきことは自分の中で分かっている。判定で勝とうという気はさらさらないと思う。そこだけは気をつけてイメージしてやっている」と話した。

 スーパーバンタム級では今回が4試合目で、自身の完成形についての問いに「どこか分からないし、まだまだ進化した姿を見せられると思う。そこを楽しみにしてほしい」ときっぱり。「判定決着は許されない。その中で流れをつくって、仕留められる瞬間に仕留めるのがベスト。東京ドームでの試合は自分にもジムにとっても歴史的な日になった。そこで燃え尽きるのではなく、加速させていく一戦。そこからギアを上げた井上尚弥を楽しみにしてほしい」とファンへアピールした。

 ▼井上真吾トレーナー (尚弥の)状態は良いと見て感じるし、本人の意識が高いのを感じる。仕上がり調整はバッチリ。(ドヘニーは)元チャンピオン。油断は一切ないので集中力を持っていく。冷静になって試合に持っていければいい。

 ▼大橋会長 スパー後に「今日調子いいね」と声をかけたことが今回は多かった。(ドヘニーは)過去2回(興行で)試合して、練習もジムでやっていたので、よく分かっているからこそ怖さを知っている。ネリのリザーバーもやったし、危険なイメージがある。

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