楽天が阿部のプロ初のサヨナラ打で勝率5割復帰。CS進出圏内の3位・ロッテと3・5ゲーム差

＜楽・ソ20＞ガッツポーズをする阿部（左）と辰己（撮影・篠原岳夫）

　◇パ・リーグ　楽天2－1ソフトバンク（2024年8月21日　楽天モバイル）

　楽天が今季6度目のサヨナラ勝ちで後半戦初の3連勝。勝率を5割に戻し、CS進出圏内の3位ロッテと3・5ゲーム差とした。

　1点を追う9回に先頭の小深田が右前打。村林が犠打で送り、3番の辰己が右越えに同点の適時三塁打。なお、1死三塁で4番の阿部がプロ9年目で初のサヨナラ打となる左翼フェンス直撃の適時打で試合を決めた。

　殊勲の34歳は二塁ベース付近でナインにもみくちゃにされ「水でお願いしたいっすね。スポーツドリンクはちょっとベタベタになるんで」とうれしい悲鳴。

　「打った瞬間、芯にも当たっていたし、角度的にも最悪外野フライはいくなと思った。あんなに飛んでたのはちょっとびっくりしましたけど、よかったです」と大粒の汗を拭った。