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横浜・植中、古巣へ強烈な恩返し弾!「長崎に拾ってもらってから今のキャリアがある」 劇的勝利に貢献

スポニチアネックス / 2024年8月21日 21時53分

横浜・植中

 ◇天皇杯4回戦 横浜3―2長崎(2024年8月21日 トランスコスモススタジアム長崎)

 天皇杯は4回戦が各地で行われ、J1横浜F・マリノスはJ2長崎との激闘を3―2で制し、8強入りした。試合終了間際にFW植中朝日(22)が土壇場で勝ち越しゴール。プロ1年目の20年から3シーズンを過ごした古巣へ成長した姿を示した。次戦は準々決勝でJ2山口戦に臨む。

 植中が強烈な“恩返し”弾を放った。2―2で迎えた試合終了間際。FW西村のパスを受けると、ペナルティーエリア左から左足を鋭く振り抜く。勝ち越しゴールを決め、劇的勝利に導いた。

 「最後の力を振り絞ってスプリントしたところに(西村)拓真くんがしっかりとしたボールを出してくれた。何回か決定機を外していたけど、最後に決められて良かった」

 育成機関JFAアカデミー福島から20年に加入し、3シーズンを過ごした古巣。「自分は長崎に最初に拾ってもらってから今のキャリアがあると思ってる。今でも感謝してる。自分のゴールで少し恩返しできたのかな」。対戦が決まった約1カ月前から心待ちにしていた一戦。思いも格別だった。

 長崎のホームスタジアムは10月から新しくなるため、植中にとってはこの日がトランスコスモススタジアム長崎でプレーする最後の機会となる可能性が高い。思い出の地のラストプレーを最高のゴールで締めくくった植中。パリ五輪も経験し、勢いに乗る22歳は試合後のインタビューで「次も勝ち進みたい」と興奮気味に語った。

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