オリ・中嶋監督「もう毎度毎度」力投も6連敗の曽谷をかばう 「勝てないと喜べないのはこの3年間で…」

＜西・オ＞8回、投手交代を告げるオリックス・中嶋監督　（撮影・白鳥　佳樹）

　◇パ・リーグ　オリックス0ー1西武（2024年8月21日　ベルーナD）

　今季2度目の2戦連続「0―1負け」。零敗は今季19度目に達し、オリックス・中嶋監督は「もう毎度毎度ですよね。曽谷の場合はずっとそうなんでね」と7回1失点と力投しながらも自身6連敗となった先発・曽谷をかばった。

　前カードで日本ハムに同一カード3連勝した勢いもむなしく、最下位の西武にカード負け越しが決定。「3つ勝ってきた、4つ勝ってきたってところで、ちょっと急に（勢いが）ストップするのがよく分からない状態でもあるし。本塁打でしか点を取っていなかったのがそういうツケに、ヒットが続かない現状かなと思います」と指揮官は首をひねった。

　3位・ロッテと10ゲーム差で残り33試合。チームの雰囲気について中嶋監督は「そこまで暗くもないし、前向きにってのはあるんですよ。ただ、結果が伴わない分、本気で喜べないのはもうしょうがない。勝てないと喜べないのはこの3年間で分かってきていると思うんでね。それが勝てないもどかしさにもなっている。（選手は）1試合1試合切り替えて、しっかり臨んでくれている。それがいつか、つながることを願うしかない」と言葉をつないだ。