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広島・坂倉 9号先制ソロも巨人との首位攻防逆転負け「手応えは悪くなかったけど(現実は)甘くない」

スポニチアネックス / 2024年8月22日 5時2分

<巨・広>7回、坂倉(左)を迎える広島・新井監督(撮影・藤山 由理)

 ◇セ・リーグ 広島1ー4巨人(2024年8月21日 東京D)

 広島は21日の巨人戦に1―4で逆転負けし、敵地・東京ドームでの首位攻防3連戦は1勝1敗となった。7回に坂倉将吾捕手(26)の9号右越えソロで先制したものの、その裏に床田寛樹投手(29)が先頭への四球から追い付かれて降板。8回に救援したテイラー・ハーン投手(29)が岡本和に決勝3ランを被弾した。2位・巨人とは再び1ゲーム差。優勝マジック初点灯は、最短で24日となった。 

 カウント1―1からの外角高め145キロのツーシームだった。坂倉のバットが鋭くしなると、ライナー性の打球は敵地の右翼席へ飛び込んだ。0―0の7回1死から放った、貴重な2試合ぶりの9号先制弾。初戦快勝で勢いづく真っ赤なファンは沸きに沸いた。

 「前の2打席でやられているので、打つしかないと思って打席に入った。手応えは悪くなかったけど、(現実は)甘くないですね」

 8月に入って4本目のアーチ。打率・364と打ちまくっていても、チームが敗れたとなれば声は弾まない。この日は女房役として床田、ハーンら投手陣を引っ張ってもいた。悔しい逆転負けを喫し、坂倉は厳しい表情で現実を直視した。

 打線はグリフィン攻略に手こずった。先頭・小園が中前打で出塁した2回、続く菊池の3球目に二盗を試みたものの失敗。堂林、末包の長短打と犠打で1死二、三塁の好機を築いた4回は、内野の前進守備を敷かれた状況で菊池の遊ゴロで三塁走者・堂林が本塁へ突入して憤死。続く坂倉も左飛に倒れた。

 投手がバルドナードに代わった同点の8回にも見せ場はあった。四球の先頭・秋山に代走・羽月の勝負手。だが、続く野間がカウント2―2からの5球目スライダーを空振り、盗塁を仕掛けたスペシャリストも二塁で刺されて好機はついえた。羽月は悔しがる。

 「けん制死が一番悪いと思っていた。それでも決めないと。今は頭がクソーッとなっているので、冷静になって振り返りたい」

 2位・巨人との首位攻防はこれで1勝1敗となり、ゲーム差は再び1に縮まった。「また切り替えて明日の試合に臨みたい」と新井監督。坂倉にも言及し「いいホームラン。ずっといいスイングができているし、トコ(床田)をよく引っ張ったと思う」と称えた。

 同一カード3連勝なら、22日に優勝へのマジック30が初点灯していたが、持ち越し。最短は24日で、その際はM28が点灯する。

 「明日もありますけど、まだまだ30試合以上あるので、勝つためにまた最善の準備をしたいと思います」

 まずは直接対決でカード勝ち越し。打撃急上昇の坂倉が、先頭に立ってけん引する。 (江尾 卓也)

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