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阪神・佐藤輝 区切りの10号「良いスイングが…」 田淵、岡田に続く球団3人目の新人から4年連続2桁弾

スポニチアネックス / 2024年8月22日 5時16分

<神・ヤ> 6回無死一塁、阪神・佐藤輝は右越えに2点本塁打を放つ (撮影・後藤 大輝)

 ◇セ・リーグ 阪神10ー4ヤクルト(2024年8月21日 京セラD)

 阪神は21日、ヤクルト戦(京セラドーム)を10―4で制し、夏の長期ロード初の2連勝を飾った。佐藤輝明内野手(25)が、初回に決勝の先制適時二塁打を放つと、5点優勢の6回にはダメ押しの10号2ラン。球団史上3人目となる新人から4年連続2桁本塁打に到達した。岡田彰布監督(66)は、試合前のミーティング通りの活躍を見せた攻撃陣を称賛。チームは4戦連続2桁の15安打を誇った。首位・広島との差を4ゲームに縮め、逆転優勝へ望みをつなげた。

 佐藤輝らしい打球が飛んだのは、5点優勢の6回だった。無死一塁で迎えた第4打席。カウント2―1から2番手右腕・星が投じた内角148キロの直球をコンパクトに振り抜くと、一直線に右翼席へ突き刺さった。

 「打った感触もよかったですし、良いスイングができた」

 言葉にも手応えがにじんだ。リードをさらに広げる節目の10号2ランは自身にとっては今季京セラドームでの1号。この一撃で入団から4年連続となる2桁本塁打に到達した。球団では10年連続の田淵幸一、12年連続の岡田彰布に次ぐ球団3人目。「まだ10本なので。特にないです」。決して満足する様子はなかった。

 一方で、自画自賛した一打は初回2死三塁からの打撃だった。「あれが今日は一番よかった」。先発のサイスニードが投じた初球の変化球を捉えた飛球は左中間フェンスを直撃する先制の適時二塁打。試合前時点で森下と並んでいた今季の勝利打点数をチーム単独トップの9回に伸ばした。大山との今季初となるアベック弾も記録するなど猛打爆発を呼び込んだ。

 打率・300(90打数27安打)、3本塁打、16打点を残した昨年8月の姿は今年も健在だ。今年の球宴ブレーク中に昨シーズン後半の打撃映像を見直した。やや足幅を狭くし極限まで無駄を省いた打撃フォームが現在の結果に表れている。今年の8月は21日時点で338、5本塁打、16打点の成績が光る。

 「今日は最初から早いカウントで打つというかね。そういうミーティングをした」

 その岡田監督の指示を徹底した。凡打となった3打席を含めた5打席全てで第1ストライクからスイング。「(本塁打は)一発で仕留めたのが大きい」と評価した指揮官は「まだ8月やで、30試合もあるんやで」と4差に迫った首位・広島を十分に逆転できると公言した。

 チームは夏の長期ロード初の2連勝を飾り、5カードぶりのカード勝ち越しを決めた。これで夏の長期ロードの京セラドームでのヤクルト戦は18連勝。左の大砲は「広島戦が大事になってくる。明日のいい試合をして。頑張ります」と誓った。猛虎の4番が打ちまくれば、逆転Vも現実味を帯びてくる。(石崎 祥平)

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