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尚弥 世界戦9連続KO勝利へ 仕上がりは「過去イチ 判定は許されない」

スポニチアネックス / 2024年8月22日 4時1分

練習に汗を流す井上尚弥(撮影・西海健太郎)

 世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)が21日、来月3日のWBO世界同級2位TJ・ドヘニー(37=アイルランド)との防衛戦に向け、横浜市内の所属ジムで練習を公開した。圧倒的に井上尚優位の声がある中、過去最高の追い込み練習を行ってきた。自身の持つ日本人最多記録更新となる世界戦9連続KO勝利が懸かる一戦へ「過去一(イチ)」に仕上がった状態で挑むことを宣言した。

 井上尚に一切の油断も慢心もない。元IBF世界スーパーバンタム級王者ながらピークを過ぎた37歳のドヘニーとの一戦。圧勝ムードが漂う中、シャドーボクシング3ラウンドと力強いサンドバッグ打ち2ラウンドを披露し、引き締まった表情で決意を述べた。

 「(楽勝という)周りの雰囲気は自分が一番感じる。その中で気を抜かない意識でやっていたら、一番よく練習をしたという自負がある。かなり追い込んだ」

 真夏の酷暑の中で調整するのは17年以来。フィジカル、ジム練習ともに量を増やしつつ「オーバーワークにならないこと」を心がけてきた。先日、自身のSNSには「過去一って言葉をよく使うけど本当に過去一の仕上がりになるかもしれない」と投稿した。この日、上半身裸で行ったサンドバッグ打ちでは割れた腹筋、盛り上がった広背筋にボコッと膨らんだ上腕二頭筋を披露。17年以来の年3試合を想定する中で肉体は正真正銘「過去一」の仕上がり。スーパーバンタム級4戦目で調整方法にも手応えを得ており、「30戦弱戦ってきた中で、何となくそんな(過去一)気がする」と笑った。

 試合内容にももちろんこだわる。「まず判定決着は許されない。流れをしっかりつくって、仕留めるべき瞬間に仕留められるのがベスト」。左構えでタイプの異なるメキシコ人4選手とのスパーを89ラウンド消化するなど万全の対策で備えている。

 KO勝利なら自身の持つ日本人最多世界戦連続KO勝利を「9」に更新となる。5月6日に東京ドームで挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)を6回TKOで下して以来、約4カ月ぶりの一戦。「そこからギアを上げた井上尚弥を9月3日楽しみにしていただけたら」。再び列島を熱狂させる圧勝劇を約束した。

 【大橋会長警戒忘れず】所属ジムの大橋会長も井上尚の仕上がりに太鼓判を押した。好戦的なメキシコ人とのスパーリング後には「今日凄い調子良くない?と声をかけたことが今までで一番多かった」と明かし「筋肉の質というか、体つきが全然違う」と感嘆した。一方で3連続KO勝利中のドヘニーには「経験とパワーは油断できない。(危険度は)ネリ以上」と警戒心を強めた。

 井上尚の今年3戦目について、順当にいけば12月に行う予定とした上で「何が起きるか全く分からない」と話すにとどめた。

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