ジョーイ・ボットが現役引退を表明 2010年レッズでMVP イチロー氏と親交深くドーナツ差し入れに…

ジョーイ・ボット（AP）

　球宴に6度の選出を誇るジョーイ・ボット内野手（40）が21日（日本時間22日）、自身のインスタグラムで現役引退を表明した。

　ボットはインスタグラムで「正式に野球界から引退した」と自身の口で引退を表明した。

　カナダ出身のボットは2007年にレッズでメジャーデビュー。10年には打率・324、37本塁打、113打点でチームの地区優勝に貢献。シーズンMVPに輝いた。

　21年にはメジャー史上2人目となる同一シーズンに2000本安打、300本塁打、1000打点の3つを達成。22年に左肩、左腕の手術したが、23年8月の復帰戦で見事な本塁打を放ちファンを沸かせた。同年シーズン終了後にFAとなり、今季は地元カナダ・トロントに本拠を置くブルージェイズとマイナー契約。ただ、足首の故障などでメジャー復帰はかなわなかった。

　また、イチロー氏（現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター）とも親交があり、16年には対戦時にイチローが大量のドーナツを差し入れし、ボットはイチローが好物のピザを51枚お返ししたことで知られる。

　メジャー通算記録は2056試合で打率・294、356本塁打、1144打点。