“ネクストモンスター”中谷潤人 V2戦はサウスポーと「強さを発揮できる体をつくりたい」

＜PRIME VIDEO BOXING10会見＞意気込みを語る中谷（撮影・尾崎　有希）

　◇プロボクシング　WBC世界バンタム級タイトルマッチ　王者　中谷潤人（M.T）＜12回戦＞同級1位　ペッチ・ソー・チットパッタナ（タイ）（2024年10月14日　東京・有明アリーナ）

　ボクシングの世界戦7試合を含む2日間興行「PRIME VIDEO BOXING 10」が10月13、14日の2日間、東京・有明アリーナで行われることが22日、都内で発表された。

　WBC世界バンタム級王者・中谷潤人（26＝M.T、28戦全勝21KO）は興行2日目の10月14日、2度目の防衛戦で同級1位ペッチ・ソー・チットパッタナ（30＝タイ、76勝53KO1敗）を迎え撃つ。初防衛戦では7月20日に前戦はビンセント・アストロラビオ（フィリピン）をボディー一発で“秒殺”。「スムーズに出したパンチがきれいに当たった。たくさんの方にインパクトを与えられた試合ができたと思う」と振り返った。

　左構えのペッチとのV2戦へ向けては「久々のサウスポー。楽しみながら対策して、強さを発揮できる体をつくりたい」とコメント。目標を問われると「やっぱりKOを目標にしたい。たくさんアクションを増やして、その動きができるように練習からやっていきたい」と話した。

　4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥（31＝大橋）に次ぐ”ネクストモンスター”とも呼ばれ、世界的にも注目を集めている。「特に思いはないが、たくさんの期待を感じている。その思いに応えられるようにボクシングで恩返ししたい。（愛称の）”愛の剣士”としてやっていきたい」と照れながら話した。