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J1首位で大型補強の町田MF下田北斗「いい報告をしたい」“昇格メンバー”の相次ぐ移籍に決意新た

スポニチアネックス / 2024年8月22日 21時2分

町田MF下田北斗(後方は黒田剛監督)

 J1首位の町田は夏の移籍期間で大型補強を敢行し、大きくメンバーが入れ替わった。同期間が明けた22日の練習後、在籍2年目の副将MF下田北斗が(32)が取材に応じ「経験したことがないくらい、激しくチームとしての歴史が変わっている」と心境を語った。

 史上初の初昇格優勝が現実味を帯びてきた町田は7月下旬以降、欧州帰りのMF相馬勇紀やDF中山雄太をはじめ、現役日本代表クラスの即戦力を次々に獲得した。入れ替わるように、昨季J1昇格に貢献しながら経験値の少ない多くのメンバーが、活躍の場を他クラブに求めた。

 7月以降に他クラブに期限付き移籍した選手は、海外挑戦のFW平河悠を除いても実に10人に上る。下田は「去年から一緒にやってきたメンバーは苦しい時も良かった時も共有してきて、寂しさはある」と心境を明かす。一方で「プロの世界なので、それぞれの判断で移籍を決断している。来てくれた選手もそうだし、最大限それをリスペクトしたい。その中で自分はどこで何ができるか。僕は町田で期待に応えられるように頑張っていく」と覚悟を口にする。

 中でも在籍7年半で十分な環境が整わない時代から主力を務め、昨季は主将としてJ1初昇格の原動力となったDF奥山政幸のJ2仙台移籍は、クラブ関係者や古参サポーターらの喪失感も大きかった。今季ともに副将を務めてきた下田も、2歳下の奥山の存在を頼もしく感じてきた一人だ。「マサはどんな時にも弱音を吐かないし、常にクラブが良くなるように考えて選手とスタッフやフロントの間に入ってくれたり、ここぞという時にしっかりチームをまとめてくれた」。感謝の言葉は尽きない。

 クラブは公式SNSで、奥山が最後に練習参加した際の映像を公開。自身の決断を認めてくれたクラブに感謝した奥山は、あいさつで仲間に優勝を託しながら言葉に詰まる場面もあった。その奥山と熱い抱擁を交わした下田は「今年入った選手も含め、みんな人間性を理解している。マサがどんな気持ちでここでプレーしてきたか、僕も1年半だけど少なからず感じていた。マサだけでなく、いろいろな人の思いを背負って頑張っていく。最後にいい報告をしたい」と強く誓った。

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