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【甲子園】京都国際 西村は53年ぶりの「防御率0・00」で優勝投手狙う「中崎さんがいるから…」

スポニチアネックス / 2024年8月23日 5時2分

決勝戦に向け、気合いが入る京都国際・西村(左)と中崎(撮影・中辻 颯太)

 初優勝はどちらの手に――。第106回全国高校野球選手権大会はきょう23日午前10時、決勝が行われる。春夏通じて初の決勝に進んだ京都国際(京都)は、2年生左腕の西村一毅が23回連続無失点中。この日は東大阪市内での前日練習に参加しノースロー調整で、1971年以来、53年ぶりとなる防御率0・00での優勝投手誕生へ準備を済ませた。

 「防御率0・00」の投手が命運を握っている。京都国際の背番号11左腕・西村は、登板3試合で2完封を含む23回無失点を継続して決勝に導いた。「無失点は、あまり考えていなくて勝つことだけを考えている。あと一つで全国制覇。いつも通り冷静に投げたいです」。今春選抜のベンチ外から一躍台頭した2年生が、勢いそのままに頂点に導く覚悟だ。

 防御率0・00で優勝投手となれば、71年桐蔭学園(神奈川)・大塚喜代美以来53年ぶり、金属製バットが導入された74年以降では初の快挙となる。大塚は、初戦から全5試合45イニングを1人で投げ抜き、計2失点(自責0)で初出場初優勝に導いた。一方の西村は、エース・中崎琉生(3年)との「左腕二枚看板」で戦ってきた。準々決勝までは互いに2完投ずつで、初の継投策となった青森山田(青森)との準決勝は2人で2失点に抑えた。

 「(先発時は)中崎さんがいるから初回から全力で投げられる」

 小牧憲継監督は「明日は総力戦。継投になると思う」と言及した。準決勝同様に中崎を先発、西村を救援待機で臨む策も選択肢の一つで、西村は「ゼロに抑えたら負けない」と気持ちを高ぶらせた。相手エースの坂井遼(3年)も15回2/3無失点。甲子園球場開場100年を迎えた記念すべき大会は、「防御率0・00」対決で決着する。

 (河合 洋介)

 ◇西村 一毅(にしむら・いっき)2007年(平19)7月7日生まれ、滋賀県甲賀市出身の17歳。小2から水口少年野球団で野球を始め、水口中では近江ボーイズに所属。京都国際では1年秋からベンチ入り。最速143キロ。50メートル走6秒7、遠投80メートル。1メートル77、66キロ。左投げ左打ち。

 

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