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ドジャース・大谷 2戦連続盗塁で史上最速「40―40」ダブル王手

スポニチアネックス / 2024年8月23日 1時32分

<ドジャース・マリナーズ>5回、二盗を決めサムアップポーズの大谷(撮影・西尾 大助)

 ◇インターリーグ ドジャース8―4マリナーズ(2024年8月21日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が21日(日本時間22日)、マリナーズ戦で右前打で出塁した5回に今季39盗塁目の二盗を決めた。既に39本塁打を放っており、メジャー史上6人目の「40―40(40本塁打&40盗塁)」達成にダブルで王手をかけた。チームは4連勝で30球団最多の76勝目を挙げ、貯金は今季最多24。オフを1日挟み、本拠地で23日(同24日)から始まるレイズ3連戦での快挙達成に期待が膨らむ。

 4万5295人の観客が固唾(かたず)をのんで見守った。5回1死。5試合連続安打の右前打で出塁した大谷は、難なく二盗を決めた。39本塁打に盗塁数が追い付き「40―40」の偉業に、ダブルで王手をかけた。

 仕掛けは早い。大谷の次を打つ2番ベッツの打席でけん制を受けた直後の2球目だった。フォームの大きい先発右腕ギルバートから完璧なスタート。ア・リーグトップの盗塁阻止数28の相手捕手ローリーも送球を諦め「単に速いだけじゃなく、スタートもいい」と脱帽した。

 大谷はかねて「自信のある時しか行っていない。後ろにいい打者が多いですし、そこまで無理する必要は逆にない」と語ってきたように、今季の盗塁成功率は驚異の91%を誇る。この日、ナ・リーグトップの60盗塁を決めたデラクルスは同83%。大谷の盗塁は確実性において、抜きんでる。過去5人が達成した「40―40」の最速到達者は、広島でもプレー経験がある06年ソリアーノ(当時ナショナルズ)の出場147試合目。大谷はまだ125試合の出場で、記録更新はほぼ確実な情勢だ。

 1安打1四球。2年連続3度目の40号本塁打こそお預けとなったが、デーブ・ロバーツ監督は8月の不振からの脱却を感じ取っている。「翔平は素晴らしかった。四球を選び、安打を打ち、ストライクゾーンの球をスイングした」。5打席、計19球でボール球に手を出したのは2球だけ。本来の持ち味である好球必打がよみがえりつつあり、指揮官は「前後の打者を考慮して打席に入ることで、彼はさらに良くなり、より危険な打者になる」と評価した。

 3回に先発右腕フラーティと相手外野手アロザレーナの口論を巡って“乱闘未遂”騒ぎもあったが、中盤以降、着実に加点したチームは4連勝。両リーグ最多76勝目を挙げ、2位のパドレス、ダイヤモンドバックスとのゲーム差を4とした。23日(日本時間24日)からは本拠地でレイズとの3連戦。偉業を成し遂げ、地元ロサンゼルスを歓喜の渦に巻き込む。(笹田 幸嗣通信員)

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