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阪神・岡田監督「1点差やから、そらいくよ」一戦必勝継投…8回「勝ちパターン」石井投入も9回桐敷誤算

スポニチアネックス / 2024年8月23日 5時16分

<神・ヤ> 9回2死二塁、代打・山田に勝ち越しの適時二塁打を打たれた阪神・桐敷(撮影・大森 寛明)

 ◇セ・リーグ 阪神2―5ヤクルト(2024年8月22日 京セラD)

 一戦必勝の継投が、実らなかった。阪神・岡田監督は、1点劣勢の8回に、勝ちパターンの石井を投入。村上から始まるヤクルト打線を、2人の走者を出しながら無失点で切り抜け、その裏の大山の同点ソロを呼び込んだ。

 しかし、9回を託した桐敷が誤算。2死二塁で代打・山田に甘く入った直球を痛打され、中越えの決勝二塁打を浴びた。負の流れを止められず、2死満塁のピンチを招いてオスナに2点二塁打を許した。これで勝負が決した。試合前時点の球団別防御率は、ヤクルト戦が9・95。8試合で7失点していた。その相性の悪さが浮き彫りになった。

 「(桐敷とヤクルトの相性は)あんまり良くないけど。石井にしても、4日あくのも、あきすぎなんかな、ちょっとな」

 桐敷も石井も17日の中日戦から登板間隔があいた。特に桐敷については、登板間隔が狭まった方が力を出せると、指揮官は以前から見ていた。22年7月7日広島戦以来、777日ぶりのプロ4敗目となる今季初黒星を喫した左腕は「野手の方々が点を取ってくれて追いついてくれた後だったので、そこは悔いが残ります」と正面から敗戦を受け止めた。

 岡田監督にすれば、この日の継投は、残り30試合という差し迫った状況を反映したものだった。僅差の劣勢であれば、勝ちパターンの投手を、これまで以上の頻度で起用する可能性を示唆した。

 「1点差やから、そらいくよ。そんなん。1点差ではいかんと」

 8月の残り3カードは、首位・広島、4位・DeNA、2位・巨人と続く。重要な意味を持つ相手ばかりだ。最善を尽くしたこの日のように、残り29試合も一戦必勝で駆け抜ける。(倉世古 洋平)

 ○…同点の9回に登板した桐敷(神)が2/3回を3失点で今季初黒星。新人の22年7月7日の広島戦以来、777日ぶり通算4敗目。過去3敗は先発で喫したもの。救援での敗戦は通算82度目のリリーフで初めて。

 ○…阪神が夏の長期ロード中に京セラドームで行うヤクルト戦で敗れるのは、10年8月13日以来14年ぶり。連勝は18でストップした。ただし今季の3連戦は2勝1敗で勝ち越しており、初開催の98年(当時は大阪ドーム)から続く無傷の勝ち越しを10カードに更新。通算24勝5敗としている。

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