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【甲子園】初優勝の京都国際・小牧監督「すごい子どもたち」「オッサンに素晴らしい夏休み」

スポニチアネックス / 2024年8月23日 12時28分

<関東第一・京都国際>延長10回、三振に取り歓喜する京都国際・西村(撮影・中辻 颯太)

 ◇第106回全国高校野球選手権大会決勝 京都国際2-1関東第一(2024年8月23日 甲子園)

 第106回全国高校野球選手権大会は23日、甲子園で決勝が行われ、京都国際が決勝史上初となる延長タイブレークを制して関東第一(東東京)を退け、初優勝を飾った。

 小牧憲継監督は優勝の瞬間を振り返り「すごい子どもたちだなと。ひたすら感心してました」と笑顔。2-1の10回は2死満塁と絶体絶命のピンチで2番手・西村一毅(2年)が空振り三振に仕留め、ゲームセット。「開き直るしかなかったので、精神力、気持ち、ここだけは絶対に負けたらアカンとずっと言い続けてきて、足が震える場面だったんですけど全員で強い気持ちを持って攻めてくれた結果。本当にすごい子どもたち」とナインをねぎらった。

 全国の高校で最も長く野球をして全国制覇を達成。「“一日でも長くこの子たちと野球をやりたい”と大会前に伝えたんですけど、まさかここまで来れるとは正直、思ってなかった」と本音を吐露。「子どもたちにこんなオッサンに素晴らしい夏休みもらえたなと。本当にありがとうの一言です」と感謝した。

 先発した中崎琉生(3年)、西村と両左腕を中心に勝ち上がり「2人ありきのチームなので、とにかく守って守って耐えて粘ってのチーム。苦しい場面何度もあったけど、よく2人で競い合って成長して投げきってくれた」と称えた。

 指揮官は今年のチームについて「特段打てるチームでないので、守れてなんぼ。とにかく1球に対する意識、特に春の甲子園で負けてから1球の重さを知ったチームなので、とにかく1球の質にこだわってキャッチボールからやっています」とし、春の選抜で青森山田に敗れたことから意識が変わったとした。

 その青森山田、さらに3年前に準決勝で敗れた智弁学園に勝利して決勝まで進み、初優勝を成し遂げ「今も球場に沢山の教え子が来てくれてるんですけど、やっぱり野球部が始まった時から一人一人、子どもたちにドラマがあるので、いろんな教え子たちの顔が今思い浮かんでるんですけど、それをグラウンドで素晴らしい甲子園球場で選手たちがよく体現してくれた」としみじみと語った。

 京都勢68年ぶりの全国制覇に「甲子園出発前に“とにかく強い京都をもう一度取り戻してきます”と皆さんの前でお話させていただいた。本当に実行できて良かったなと思います」と胸を張った。

 6試合戦い終えた選手たちに「本当にたくましくなったなと。甲子園球場、ファンの皆様に温かい拍手をいただいて、本当に1球1球甲子園という舞台に育てていただいて、たくましくなったなと思います」と労い、聖地、そしてファンに感謝の言葉を述べた。

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