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重岡優大が再起戦の計量パス 「これも俺らに与えられた試練」弟・銀次朗との世界王座返り咲き目指す

スポニチアネックス / 2024年8月23日 13時52分

前日計量をパスした重岡優大(左)とサミュエル・サルバ

 ◇3150×LUSHBOMU vol.1」プロボクシング48・6キロ契約ノンタイトル戦 重岡優大《10回戦》サミュエル・サルバ(2024年8月24日 大阪・大和アリーナ)

 前WBC世界ミニマム級王者でWBC世界同級2位の重岡優大(27=ワタナベ、8勝5KO1敗)が23日、再起戦となるノンタイトル10回戦の前日計量を48・6キロでパスアした。

 今年3月、WBC世界ミニマム級タイトルマッチでメルビン・ジェルサレム(フィリピン)に判定負けして以来のリング。前IBF世界同級王者で弟・銀次朗(24=ワタナベ)も先月の防衛戦で同級1位ペドロ・タドゥラン(27=フィリピン)に9回2分50秒TKO負けを喫し陥落。兄弟でベルトを失った。

 ただ優大は「もちろん負けは悔しかったし僕も弟も落ち込むところまで落ち込んだが、今は2人ともポジティブ。これも俺らに与えられた試練だと思ってこれを糧に強くなるしかない。壁を乗り越えて見える景色があると思ってすぐに切り替えられた」と前を向く。「内面的な気持ちは変わらないが、敗戦があってより応援してくれている人の多さを実感できた。より結果で見せて返していきたいし、その人のためにもな面白い見応えのある試合をしたい」と自身に言い聞かせるように話した。

 この日、WBO世界同級12位のサルバと初対面。48・2キロでパスした相手について「表情もいいし、体つきもしっかり仕上げてきたのが分かる。明日(24日)はお互いの全力をぶつけ合えるいい試合になる」と激戦を予告。「最終的にKOに結びつけられるように全力を尽くしたい」と重岡優らしい強気なセリフを発した。

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