須藤弥勒「（大会）史上最年少予選突破をしようと思います」次戦の巻き返しに意欲

＜ニトリレディス・2日目＞10番、ティーショットを打ち終え笑顔で手を振る須藤弥勒（撮影・村上　大輔）

　◇女子ゴルフツアー 　ニトリ・レディース第2日（2024年8月23日　北海道　桂ゴルフ倶楽部　6651ヤード、パー72）

　今大会がプロトーナメント初挑戦となるジュニア4冠の13歳の須藤弥勒（ゴルフ5/太陽自動車）は、2日目を78の通算19オーバーでフィニッシュした。ホールアウトした時点で順位は最下位の118位だった。

　この日はインから出て10番パー5を無難にパーでまとめたものの、12番でピン手前カラーからの6メートルのパットを1メートルオーバーさせてしまい、返しも外してボギーを叩く。

　ただショットは安定しており13番から17番までパーでしのぐ。後半の3、4番をボギーとするも、5番パー3では第1打をピンまで5メートルに乗せ今大会2個目のバーディーを奪う見せ場もつくった。

　それでも最終9番で4・5メートルから4パットしてトリプルボギーを叩きアウトは40と苦しんだ。

　「父からは昨日終わった後に“明日も80を叩いたら津軽海峡を泳いで帰ってこい”と言われていました。（最終ホールに来て）ああ70台で終わるなと気を抜いたら4パットしてしまいした」と苦笑いしながら振り返った。

　悔いの残るフィニッシュホールとなったが、スコアは前日の85から7打改善し78。2年ぶりの実戦だったことを思えば、踏ん張ったと言えるだろう。

　ただ途中で集中力が途切れる場面もあったそうで「やっぱり、そろばんをもうちょっと長い時間やんないとダメだなと思いました」と笑いながら話した。

　次戦は所属契約を結ぶゴルフ5主催のゴルフ5レディース（30日開幕、岐阜・ゴルフ5CみずなみC）に挑む。

　「（今大会は）2年ぶりの休み明けの大会だったので、初日に打ってしまいしたが、2試合目はしっかりと自分の本当の力を出せるようにやりたいと思います。所属（会社）の大会なので、恩返しも兼ね（大会）史上最年少予選突破（03年金田久美子の13歳346日が大会記録）を目指したいと思います」と決意を新たにしていた。