DeNA2年目右腕・吉野光樹がプロ初勝利！「支えてくれた人にお礼を」 5回2失点 打線も強力援護

DeNA先発・吉野（撮影・尾崎　有希）

　◇セ・リーグ　DeNA5－2ヤクルト（2024年8月23日　神宮）

　DeNAはヤクルトに快勝した。プロ2年目右腕・吉野光樹投手（26）が自身3度目の先発。5回91球を投げ、1本塁打含む5安打2失点4奪三振でプロ初勝利を挙げた。

　初回は先頭の長岡に右前打とされるなど1死一、二塁と得点圏に走者を置いたが、4番・村上を一ゴロに打ち取ると、宮本を見逃し三振に仕留め無失点の立ち上がりとなった。

　しかし2回、先頭のオスナに直球を左翼席に運ばれると、3回には2死二塁から村上の適時打を浴びた。それでも4、5回は3者凡退に抑えるなど粘りの投球を披露。5回を投げきったところで後続にマウンドを託した。

　打線は5回、無死一塁で打席に立った山本がヤクルト先発・高梨の直球を左翼席に放り込む2試合連続の5号2ランで同点に追いつくと、6回には佐野がヤクルト2番手・木沢の初球を左翼席に運ぶ2試合ぶり7号ソロで勝ち越しに成功。力投を続ける吉野を援護した。7回には1死一塁で桑原の3号2ランも飛び出した。

　▼吉野光樹　自分は前半ゲームを作れなかったが、野手陣の方々に助けていただき勝利できてうれしいです。（高校の後輩・村上との対戦）納得はいっていないが、5回2失点でまとめられてよかった。マウンドから見たムネの姿はかなりでかくて凄いなと。（山本の同点弾）祐大のお陰で助けてもらっています。3度目となってしまったが、初勝利を挙げられてとにかく今はほっとしています。（初勝利報告は）親というのはあるが、ここまでケガがあって支えてくれた人にお礼をしたい。DeNAトレーナーさんは寄り添って支えてくれた。勝ちましたという報告をしたい。