【甲子園100景】“平成の怪物”横浜・松坂、春優勝に続き夏の甲子園も席巻 決勝でノーノー！

98年、夏の甲子園決勝でノーヒットノーランを達成した横浜・松坂大輔投手

　【第80回大会決勝（1998年8月22日）横浜―京都成章】

　甲子園に「怪物」が出現した。春の選抜優勝投手の横浜・松坂大輔が、夏の甲子園でも快投を演じた。京都成章打線相手に、3四球のみのノーヒットノーランを達成。決勝でのノーヒットノーランは海草中・嶋清一以来59年ぶりだった。PL学園との準々決勝で延長17回、250球を一人で投げ抜き、その疲労が残る中での快挙。史上5校目の春夏連覇の原動力となり、「平成の怪物」として名をはせた。