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広島、首位の粘り!連夜の逆転劇にあと一歩及ばずも、新井監督「いい戦い、いい攻めはできている」

スポニチアネックス / 2024年8月24日 5時3分

<広・神> 惜敗に思わず苦笑いの新井監督(中央) (撮影・須田 麻祐子)

 ◇セ・リーグ 広島1-3阪神(2024年8月23日 マツダ)

 広島は23日、連夜の逆転劇とはいかず阪神に1―3で敗れた。3点を追う7回に無死満塁から菊池涼介内野手(34)の左犠飛で1点を返し、9回は2死無走者から連打で二、三塁としたが前日のヒーロー、矢野雅哉内野手(25)が凡退した。それでも、新井貴浩監督(47)は終盤の粘りを評価。2位・巨人も敗れたため、優勝マジックの最短点灯は25日となった。 

 簡単には終わらない。1―3の9回、阪神の守護神・岩崎に食らいつき2死無走者から坂倉が中前打、菊池が三塁線を破る二塁打で二、三塁。一打同点の場面で22日の巨人戦で決勝打を放った矢野が打席に入った。連夜の逆転勝利に向け、マツダスタジアムのボルテージは最高潮に達したが、左飛に倒れると大きなため息に包まれた。あと一歩及ばなかったが、新井監督は攻撃陣の奮闘を称えた。

 「いい戦いはできている。いい攻めというのはできていると思います」

 前回11日の対戦で5回無得点に封じられ復活勝利を献上した阪神先発・高橋にも抵抗した。0―3の7回、先頭の小園が内野安打を放ち、続く末包は右前打。さらに敵失で無死満塁と攻め、相手左腕を降板に追いやった。2番手・石井に対し、菊池が左翼へ放った大飛球はフェンス手前で左翼・島田のグラブに収まる犠飛。1点を返し、なおも1死一、二塁と好機は続いたが、矢野、石原は空振り三振に倒れた。

 もちろん、今後も対戦が予想される高橋攻略を楽観視しているわけではない。前回の対戦で安打を放った矢野も2打席連続三振に倒れた。「うまいことやられた。また対戦あると思うので、また考えてやっていきたい」と雪辱を期した。朝山打撃コーチは「いろんな球種でコーナーにストライクを取れるし制球も良いので、なかなか絞りづらいのかなというのはあった」と印象を口にしたうえで「大胆なことをやっていかないと難しい」と急務な対策の必要性を説いた。

 この日は東京からの移動ゲームを考慮し、全体練習を通常から1時間遅らせ午後3時スタートにした。指揮官は「なるべく試合に向けて、体力をとっておきたいので」と6年ぶりのリーグ優勝に向け万全なマネジメントを図る。この夜は勝利とはいかなかったが、首位のチームにふさわしい粘りは示した。残り35試合。最後まで泥くさく全員野球で駆け抜ける。 (長谷川 凡記)

 ○…中村奨が14日DeNA戦の第1打席で中前打して以来、16打席ぶり安打を放った。3点を追う6回先頭で代打出場し、前回11日に再昇格即1番で先発起用され3打席無安打に抑えられた高橋の初球スライダーを中前打。「この前やられているので、やり返すつもりでいった」。7回からは今季初の中堅守備に就き、飛球も一つ処理。「しっかり守れれば、使ってもらえる幅も広がる」と試合出場に向け、どん欲だった。

 ○…小園が2安打しプロ6年目で通算500安打に到達した。初回2死から7試合連続安打となる中前打を放つと7回先頭では投手強襲安打で高橋を降板に追いやる起点となった。「(チーム4安打だった高橋に対し)いいとは言えないが打てたのは良かった。(500安打は)積み重ねと思うので、もっともっと積み上げていけるように」。ここまで全試合出場し117安打。シーズン自己最多安打(21年の134)を更新する154安打ペースで安打を積み重ねている。

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