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阪神・高橋、逆転Vの使者になる!5年前の悔し涙払拭 首位・広島斬りへ9月直接対決2度先発あるぞ

スポニチアネックス / 2024年8月24日 5時18分

<広・神> 3回2死一塁、堂林から三振を奪い雄叫びをあげる高橋(撮影・大森 寛明)

 ◇セ・リーグ 阪神3-1広島(2024年8月23日 マツダ)

 阪神・高橋遥人投手(28)が23日の首位・広島との3連戦先陣で復帰2連勝を飾り、4ゲーム差に縮めた。

 6回まで毎回7奪三振など6回0/31失点。左肘など3年連続手術明けで1025日ぶり勝利を飾った前回11日から2戦連続で広島を圧倒した。今後も10日以上の間隔を空ける方針で、計算上は残り3度のうち広島戦で2度の登板が可能。逆転優勝はもちろん、クライマックスシリーズでの切り札としても期待が高まる。

 高橋は5年前の涙を快投で拭った。直球の球威、変化球のキレ、制球力…どれも故障前に無双していた姿と重なった。

 「ストレートが良かった。今日はだいぶ良い方だと思う。テンポ良く投げられてゴロが多くなった時は自分でもそういう感じがしました」

 6回までは毎回7奪三振。7回に2安打と一ゴロ失策で無死満塁を招き、91球を数えたところで救援を仰いでも“圧投”がかすむことはなかった。

 マツダスタジアムでの登板は5年ぶり。「凄い投げやすくて暑かったです」。前回19年9月6日は序盤から乱調で4回6失点に沈んだ。投球で精彩を欠き、ベースカバーなど基本的な動作もおろそかにし、当時の矢野監督から厳しく叱責(しっせき)されベンチで悔し涙を流した。

 「覚えてますよ。泣いちゃった時ですよね。あの試合は打たれて、モチベーションというか…体が動かなかった。やることやってなくて、チームが勝とうとしてる中で自分ができることもやろうとしなかった。できることはやっぱり精いっぱいやらないといけない」

 21年秋から3年連続の手術。長いリハビリ期間でも“広島の涙”で得た教訓を思い返すことがあった。

 「ケガしてやれることが限られて、頑張れない時もあったんですけど、頑張れない自分も嫌だった。そういう時にも矢野さんの言葉は生きていると思います。凄く大事なことなので、言ってもらってありがたかった」

 あの9・6の翌日には当時主力だった福留孝介氏と練習中にグラウンドを走り、声をかけられた。「頑張ってるのはみんな分かってる。だけど、今できることを頑張ることが後々大事になってくるから」。レジェンドとボスの言葉は5年たった今も心の指針だ。

 5回89球で零封した前回11日から中11日で2度連続の広島斬り。見届けた岡田監督は「抹消するよ。そんな無理したらアカンやん」と明言した。24日に再び登録を外れ、10日以上の間隔を空けながら、レギュラーシーズンで残り3度の登板が可能。うち2度は広島戦に投入できる。「今日の方が達成感というか納得できるボールも多かった。試合をつくれて良かった」。復活の快投にしびれる最終盤になりそうだ。(遠藤 礼)

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