木戸愛 8位に浮上 キャディーはジャンボ長男 ラインの読み任せ「良い感じ」

9番、尾崎智春キャディーとグリーンのラインを読む木戸愛（撮影・村上　大輔）

　◇女子ゴルフツアーニトリ・レディース第2日（2024年8月23日　北海道　桂GC＝6651ヤード、パー72）

　15位で出た木戸愛（34＝フリー）が69で回り、通算5アンダーの8位に浮上した。師匠の尾崎将司の長男・智春氏（53）をキャディーに起用し、二人三脚で優勝争いを目指す。鶴岡果恋（25＝明治安田）が68の通算9アンダーで単独首位に立った。

　キャディーの智春氏の存在が心強かった。木戸が2週連続でコンビを組む相棒と息の合ったところを見せ、上昇気流に乗った。「ラインを全部読んでもらっているので私はパットのリズムに集中できています。凄い良い感じです」と2番で6メートル、4番では14メートルを沈めるなどロングパットを面白いように決めた。

　前週は最終日を7位で迎えながら76と崩れ29位に終わった。スコアメークを意識し「振り切りが悪くなっていた」と振り返る。翌19日には千葉のジャンボ邸を訪れ、練習をチェックしてもらった。

　智春氏は「思い切り振るようにとアドバイスをもらっていた」と明かす。木戸も「今週はしっかり下（半身）を動かしていこうという話を（智春氏と）していました。先週の反省も踏まえ、やれているのが良いのかな」と本来の力強いスイングの動きを取り戻した。

　海外メジャーの全英オープンでは同じくジャンボ尾崎に師事する西郷が好スタート。聖地で奮闘する“きょうだい弟子”の姿は何よりの発奮材料だ。