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大谷翔平 日米初サヨナラ弾も「打っているものだと思っていた」好機での劇打は「ここ数日見え方がいい」

スポニチアネックス / 2024年8月24日 14時13分

9回、サヨナラ満塁弾を放ち笑顔でホームに飛び込むドジャース・大谷(撮影・西尾 大助)

 ◇インターリーグ ドジャース7―3レイズ(2024年8月23日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が23日(日本時間24日)、本拠でのレイズ戦に「1番・DH」で先発出場。第2打席で遊撃への内野安打を放ち、連続試合安打を6に伸ばした。その後、二盗を成功させ、今季40盗塁に到達した。日本選手の40盗塁到達はイチロー(マリナーズなど)に次いで2人目となった。第5打席で4試合ぶりの一発とする今季40号サヨナラ弾を放ち、メジャー史上6人目、史上最速126試合目での40本塁打&40盗塁を達成した。

 大谷が漫画以上のストーリーを描いた。3―3で迎えた2死満塁。大谷が左腕ポシェのスライダーを右中間へ打ち上げ、劇的なサヨナラ満塁弾。ファンは大熱狂に包まれた。サヨナラ弾は日米通じて初めてとなった。

 試合後、大谷は報道陣に取材に対応。本塁打の感触について「フェンスに当たっているかどうかわからなかった。審判が回していたのでわかりました」と振り返った。日米通じてサヨナラ弾は初めてだったことについては「初めてだとわからなかった。自分の中では打っているもんだと思っていた」とコメント。好機で勝負強い打撃ができた要因については「ここ数日は(ボールの)見え方がやっぱりいい。自分自身の調子が一番かなと思います」と分析した。

 今季盗塁が増えている要因としては「ドジャースに来てからいろんな人と話して、積極的に次を狙っていく姿勢をつくりたいと思っていた。自分の足を生かしていく方法を探しながらコーチとコミュニケーションが取れているのが一番かなと思います」と分析した。

 史上初の50―50については「もちろんその数が増えると言うことは勝つ確率が高くなるということ。大事な試合が多いですし、自分の数字が上がってくると同時にチームが勝てるように頑張りたいと思います」と話した。

 第1打席は一直に倒れ、迎えた4回先頭の第2打席。ここは左腕アレクサンダーに対し、1ストライクからの2球目の内角シンカーに完全に詰まらされたが、遊撃への内野安打。さらに3番フリーマンの打席で二盗を決め、今季40盗塁に到達した。

 大谷は21日のマリナーズ戦で39個目の盗塁に成功。大台到達にダブル王手をかけた。この日が大谷の出場126試合目で、2006年アルフォンソ・ソリアーノ(当時ナショナルズ)の147試合目を大幅に更新する史上最速での記録達成となった。

 8月は7本塁打の一方で打率.198と不振に苦しんだが、5試合連続安打をマークした21日の試合後にはデーブ・ロバーツ監督が「翔平は素晴らしかった」と復調を示唆していた。

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