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山口智子 大ヒットドラマでの「命懸けた」忘れられない撮影「人間って追い詰められると何でも出来る」

スポニチアネックス / 2024年8月24日 14時37分

山口智子

 女優の山口智子(59)が24日、TBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」(土曜前9・00)に生出演。フジテレビの大ヒットドラマ「29歳のクリスマス」(1994年)での「命を懸けた」忘れられない撮影を明かした。

 超売れっ子女優としてドラマに出まくっていた90年代。ドラマ撮影について「私が青春をかけていた頃のドラマはすべて一発勝負!みたいなことにかける緊張感とゾクゾクとプレッシャーも今思えばめっちゃ懐かしい」と振り返った。

 そんな中、大ヒット作「29歳のクリスマス」での撮影に話がおよぶと、「特にワンシーン長いシーンが多くて。一番大変だったのが、シリーズの最後が一番シリアスなシーンで、松下由樹さん演じる女友達が妊娠しちゃった!みたいなシリアスなシーンを延々、20~30分ぐらい、舞台みたいにワンシーンとして続けて撮るというシーンがあった」と回顧。「台本ができてきたのがその日の朝だったんです。20ページ、30ページあったと思うんですけど、それを命懸けで午前中に覚えたんですよ」と苦笑した。

 さらに「午前中はただ覚えるだけじゃなくて、他のシーンを撮りながら、合間のメーク直しとか、合間のちょっと休憩時間で由樹ちゃんと、1時すぎの収録に向けて、しかもそれを感情が大事なシーンだったから、絶対に止めて撮らないって監督がおっしゃったから、もうとにかく命懸けで覚えて、20~30分のシーンを舞台のように2人でやり切って。あのシーンはつらかったけど、あれを乗り越えたら何にも怖いものないないと思った。人間って追い詰められると何でも出来るんです。本当に何でもできると思った」と懐かしんだ。

 当時、撮影でさまざまないたずらを仕掛けていたという山口だが、この時はさすがに「その余裕はなかった」としつつ「その余裕はなかったけど、そのシーンの一番最後にガラガラって来る柳葉敏郎さんが名前を間違えたんですよ」と撮影秘話を暴露した。

 「今日言ったら怒られちゃう」としながらも「あんまり記憶にないんだけど、自分の婚約者の名前を言わなきゃいけないのに、松下由樹ちゃんの名前を言っちゃったのかな。今まで数十分積み上げたシーンを…。一番大変なのはああいうちょっとしかない人、一言しかない人のプレシャーたるや。絶対に間違えられないって時に間違えるものなんですよ。だけど、本当にちょっとしたことだから、そこだけ一瞬止めて、次に進んだんだと思います」と笑った。

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