日本ハム・新庄監督がうれしい悲鳴？！「また外野の競争が…。もう寝かして、ほんとに」

＜日・ソ＞勝利に喜ぶ新庄監督（撮影・高橋　茂夫）

　◇パ・リーグ　日本ハム6－1ソフトバンク（2024年8月24日　エスコンF）

　日本ハムは首位ソフトバンクを下し2戦ぶり白星を挙げた。新庄剛志監督（52）は試合後、5勝目を挙げた北山亘基投手（25）を「2億点満点」と絶賛した。

　新庄監督との主なやりとりは以下の通り。

（自ら）

　「北山君、２億点満点。安定感めちゃくちゃあったしね。120球くらいをメドにって最初から思っていて。6点入ったので、替えて。マーフィーまた打たれましたね。ちょっとああいう締めるところビシビシって締めてほしい。最後はダブルプレーになりましたけど。次チョットもう１回見たいですね。ピシッとしたところを」

　――北山君はクリーンアップに安打を許さずに。

　「全然合ってなかったですね。屋根開きっていうところも関係あるのかな。バッターちょっと見づらいんじゃないかな？」

　――明るくて？

　「うーん。最初の方は特に日向と日陰があって。まあ、お互いさまですけどね。浅間君うまいっすね。バントね。上川畑君もあそこで一発でポンと決めて（ほしかった）…。でもあそこの失敗があったからこそ、ボールをしっかりみてライト線に運んでくれたと捉えます」

　――相手バッテリーも惑わされていた。

　「あれ、初球外されてないでしょ？」

　――キャッチャー立ち上がって中途半端に。

　「でも、又吉君はクイックだったかな？右ピッチャーだったら見れるから。でも五十幡君はスタート送らせて走るので。普通に外したら…、その次は外されましたけどね。あのときも行こうかなと思って、良かったーと思った」

　――2球外してカウント良くなって。

　「間違いない。それもつながり」

　――上川畑君、上位打線あまりなかった。

　「バントをしっかり決めてくれるので。一回2番で置いてみようかなと思って。しっかり決めてくれたので、バントで。スティービー打ってほしかったね。良い場面来て、よっしゃって。ホントは水野君替えたくないんですよ。でもこれが層の厚さというか、勢いに乗ってこられる。スティービー上がってきて、いいチャンスの場面でスティービーっていうのはもう、昨日の夜から考えていたから、よっしゃキターって思って。でも振り自体は悪くないから。今後そういうチャンスを与えて。で、浅間君も調子良くなってきて、また外野の競争が…。もう寝かして、ほんとに」

　――万波選手も仕上がってきた。

　「どうでしょう？ライトの犠牲フライは本人的に犠牲フライを中に言ったか分からないんですけど、チームプレーとして大事だから。ああいうバッティングができれば安心して試合にも出せるし。でもみんなそういう意識は生まれてきているので。ランナーたまってきたら何かサインがでるだろうっていう気持ちで打席に入ってくれているから、一発で決まるっていう」

　――今日の1、2番は今後もある？

　「わからない。それは。ピッチャーが全然違うから」

　――浅間君の一番は調子？

　「小技もできるし、ランナーがたまったときに浅間君なんでもできるから」

　――スチュワート対策？

　「それはない。でも、凄いっすね。（スチュワートの）あの根性は。後で見返して、清宮君の打球が。骨じゃないでしょ？骨だったらもっと弾いているし。筋肉に当たってその場に落ちたから。これはもう投げれないだろうなっていう。ああいうところはね、うちの選手は見習ってほしいですね」

　――気は早いですがソフトバンク戦は多く残す。CSをにらんで戦わなくちゃいけない？

　「水谷君がソフトバンクにちょっと相性が良くないんで。ちょっと力むのかな。やっぱそういう気持ちは分かるので、でも彼は出てもらわないと行けない選手だから。ソフトバンクの試合にだして、そういうときに爆発できる準備はさせたいなっていうところはありますけどね」

　――北山投手がここまでの投手になるのは想定していましたか。

　「もちろん。もっとできると思っている。骨折は仕方ない、疲労骨折は。悔しかったでしょうけど。いまこういう形できょうもこの間もいいピッチングをしてくれた。エースに上がってこられるピッチャーっていうのは1年目から思っていたので」