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政田夢乃 今季初新人Vへ 弟のキャディー&母の手料理に支えられ2差の4位浮上「優勝できたら」

スポニチアネックス / 2024年8月25日 4時1分

<ニトリレディス・3日目>18番、キャディーを務める弟・大成さんとグリーン方向を見つめる政田夢乃(撮影・村上 大輔)

 ◇女子ゴルフツアー  ニトリ・レディース第3日(2024年8月24日 北海道 桂GC(6651ヤード、パー72))

 ミレニアム世代で昨年のプロテストに合格した政田夢乃(24=なないろ生命)が68で回り、通算8アンダーまで伸ばして前日の12位から2打差の4位に順位を上げた。2週前のNEC軽井沢72で初Vのチャンスを逃し、2位に終わったニューヒロイン候補が今度こそ今季のルーキー初Vに挑む。通算10アンダーの首位には脇元華(26=GMOインターネットグループ)と桑木志帆(21=大和ハウス工業)の2人が並んだ。

 地元北海道の観客の温かい声援に背中を押され快調にスコアを伸ばした。会場から車で1時間ほどの札幌市内に自宅のある政田が、逆転Vに向け、絶好の位置に浮上した。

 「ギャラリーや弟のおかげでリラックスできました。ショットの調子は良くなかったのですが、パットでしのげました」。好スコアの支えになったのが初コンビを組んだキャディーの弟・大成さん(北海学園大3年)だ。ラウンド中にバンカーにつかまると「“仕事が増えるからグリーンに乗せてくれ”とお願いされました」と苦笑いするが、グリーン上では頼もしい存在だった。「今日は読んでもらったラインを信じて打ちました」と14、16番で3メートルのチャンスを沈め17、18番でも大成さんの指示通りに難しいパーパットをねじ込んだ。

 母・美奈子さんの手料理にも助けられた。プレーを終えて自宅に戻ると用意された夕食に舌鼓を打ち英気を養っている。「煮物がおいしいです」とバランスの取れた食事でタフな4日間の試合にも不安なく挑めている。

 昨年のプロテストに合格したルーキー。2週前のNEC軽井沢72では最終日の18番を単独トップで迎えながらフェアウエーからの第2打を左に曲げ池ポチャ。手元に引き寄せていた初Vを土壇場で逃し、悔し涙を流した。そのリベンジの舞台が早くも巡ってきた。

 「明日はやっぱり緊張感もあると思いますけど、それを乗り越えて優勝できたら良いと思います」。“軽井沢の悲劇”は繰り返さない。古江や西村と同じ00年生まれのミレニアム世代のニューヒロイン候補が、涙を笑顔に変える。 (大渕 英輔)

 ◇政田 夢乃(まさだ・ゆめの)2000年(平12)7月28日生まれ、札幌市出身の24歳。3歳でゴルフを始め14年全国中学校選手権で優勝。北海学園札幌高2年時の17年全国高校選手権V。18年日本ジュニア2位。23年プロテストに合格。今年のQTランクは147位だったが9試合に出て現在、年間ポイントランク65位。師匠は石井忍。趣味は野球観戦。1メートル54、54キロ。

《アマVへ20歳横山「楽しむ」》

 ○…主催者推薦で出場しているアマチュアの横山が2打差の逆転V圏内につけた。「初日、2日目はパットが打てていなかった。強めに打つ練習をしたら今日は入ってくれました」。栃木出身の20歳。宇都宮文星女高卒業後にプロテスト挑戦。おととしは1打差で落ち、今年は4度目のチャレンジとなる。ツアーで優勝争いに絡むのは初経験。「この位置にいることを楽しんで自分のゴルフができたら」。勝てば日本人6人目のアマVとなる。

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