1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

広島、末包のV撃で12球団唯一の8月連敗ナシ!さあ優勝へ加速…マジック最短点灯は27日

スポニチアネックス / 2024年8月25日 5時3分

<広・神>3回、先制の2点適時二塁打を放つ末包(撮影・北條 貴史)

 ◇セ・リーグ 広島2-1阪神(2024年8月24日 マツダ)

 広島・末包昇大外野手(28)が24日の阪神戦で決勝打となる先制の2点二塁打を放ち、チームを勝利に導いた。3回2死二、三塁で今季初となる右方向への長打で自己最多となる28打点目をマーク。先発の大瀬良大地投手(33)も5回2/3を1失点で6月22日以来、63日ぶりの5勝目を挙げた。チームは8月に入り両リーグで唯一、連敗なし。2位・巨人との2ゲーム差を維持し、3位・阪神とのゲーム差を再び5とした。

 逆方向に狙いを定めていた。3回2死二、三塁、末包がカウント1―1から門別の高め直球を右中間へ運ぶ先制の2点二塁打。今季初となる逆方向への長打で勝利に導き、4番は充実感を漂わせた。

 「(2球目の)スライダーを空振りしたので、逆方向に安打を打とうかなと思った。それが良い形になった」

 前日23日も7回の打席で逆方向を狙い一、二塁間を抜く右前打を記録。「成功例があったので」と同様の意識をもち、打席に入ったことも奏功した。

 16日の練習で新井監督からタイミングの助言を受けて以降、技術面の意識を“封印”して投手との対峙(たいじ)に全集中。原点回帰で状態も上昇一途をたどり、新井監督も「打席の中で少しずつ修正しているのでいいと思う。打席で微調整できる余裕がある」とうなずいた。

 大瀬良が前回勝利した6月22日の中日戦で4回に決勝2ランも、直後の守備で左太腿裏を肉離れし戦線離脱。大瀬良も以降、7試合勝利から遠ざかり、2カ月ぶりに勝利をプレゼントした。お立ち台では「大地さんの前回の勝ちが僕のけがの時だったので、ちょっと呪われているのかなと思いながら…。払拭できた一本」と笑った。

 2打点を加え今季28打点。昨季の27打点を超え自己最多となった。首位を争う2位・巨人では高松商の8学年後輩・浅野が中日戦で決勝弾を含む4安打の大活躍。先輩として対抗心をのぞかせた。

 「すごいですよね。彼も必死になっていると思いますし、僕も負けないように頑張りたい。打点や本塁打はチームで一番を目指しているので、どんどん打ちたい」

 チームは8月に入り12球団で唯一、連敗がない。指揮官も「目先の1勝だけじゃなしに、残り試合とか先のことを考えたうえで、ちょっと大きな1勝かなと思う」と手応えを感じた。

 優勝マジックの最短点灯は27日。9月戦線に向け、勢いを加速させていく。 (長谷川 凡記)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください