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阪神・森下 チームは敗戦で崖っ縁も自身は猛打賞!“同期の絆”門別に「勝ちつけてやりたかった…」

スポニチアネックス / 2024年8月25日 5時18分

<広・神> 初回2死、森下は中前打を放つ(撮影・大森 寛明)

 ◇セ・リーグ 阪神1-2広島(2024年8月24日 マツダ)

 阪神・森下の辞書に「あきらめ」の文字はない。痛恨の惜敗で広島とは再び5差。残り27試合、かつ広島の方が7試合も多く試合を残している。連覇へ向け崖っ縁でも24歳はむしろ楽しんでいるように見える。若き3番は堂々、25日の必勝を宣言。逆転優勝へ、首位相手のカード勝ち越しは必須条件だ。

 「(広島は)首位争いをしているチームなので、何とか勝ち越せば次につながる。負けられない戦いになる」

 前日23日の第1戦に勝利して迎えた第2戦。22年のドラフト1、2位で同期入団した門別が先発。プロ初勝利へ挑む4歳年下の後輩へ援護点を与えるべく、初回から燃えた。2死から中前へ運ぶと、4回1死でも再び中前へ。ハイライトは6回。0―2の2死一、二塁から三たび中前へはじき返し、反撃の1点を叩き出した。2ストライクと追い込まれながらも2番手・森浦の直球を攻略。8月8日ヤクルト戦以来、14戦ぶりとなる今季4度目の猛打賞を記録した。

 森下は「(適時打は)良い結果になった」と満足そうに回想。試合前時点で11打数無安打に抑えられていた大瀬良については「甘いところに来れば、どんどん行こうと思っていた」と積極打法で挑んだことを明かした。

 「(門別に)勝ちをつけてやりたかったけど、(大瀬良には)凄くいいピッチングをされた。次投げるときには、援護したい」

 悔やまれるのは1―2の8回1死二塁からの第4打席だ。4番手・ハーンの前に右飛。それでも、リーグトップの防御率1・38を誇る鯉の大黒柱を鮮やかに打ち砕いた孤軍奮闘は消えない。これで5戦連続安打で直近5試合は18打数10安打で打率・556。真夏の対決で深く植え付けた苦手意識は、勝負の秋に必ずつながる。  (八木 勇磨)

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