パリ柔道金・阿部一二三「投げて勝つ、一番見てる人が分かりやすい勝ち方したい」海外の“技の流行”も説明

阿部一二三

　パリ五輪・柔道男子66キロ級金メダリスト阿部一二三（27）が25日放送のフジテレビ「ワイドナショー」（日曜前10・00）にゲスト出演。五輪での激闘や柔道の技の“トレンド”について言及した。

　阿部は柔道混合団体決勝でジョアンバンジャマン・ガバ（フランス）が仕掛けた技“変則肩車”で一本負けを喫した。この技に関してSNSでは “タックル”と話題になっていた。

　阿部は「あれは柔道の今、はやりみたいな技で。変則の肩車っていうのが海外の選手の中ではやりの」と柔道の一つの技であることを説明。「普通の柔道見てる人は“あれ、技じゃないだろ”みたいな」との意見があることも踏まえた上で「柔道では、はやりの技が変わっていく」と“トレンド”の存在を明かした。

　さらに「こういうの（変則肩車）も海外の選手が結構し始めて、韓国の選手だったりとか、アゼルバイジャンの選手だったりとか」と解説。続けて「今、柔道のルールがすごく難しく、複雑になってきていて。少し分かりにくい部分もあるのかな」とし「僕は投げて勝つ、一番見てる人がわかりやすい勝ち方をしたいっていうのがあるんですけど、そういうのって難しいと思うんで。ちょっとルールも変わってくると思うんで…」と信念とともに、悩みも口にした。