【バドミントン】山口茜2年ぶり最多4度目V 決勝でタイ選手に2―0快勝 ジャパンオープン

山口茜

　バドミントンのジャパンオープンは25日、横浜アリーナで女子シングルス決勝が行われ、世界ランク5位でパリ五輪代表の山口茜（再春館製薬所）が、同14位のブサナン・オングブンルングパン（タイ）に2―0で勝ち、2年ぶり4度目の優勝を飾った。女子シングルス4度優勝は大会最多記録に並んだ。

　日本勢で唯一決勝に進んだ山口が意地を見せた。精度の高いショットをコートに散らして相手を動かした。連戦の疲れも見せず、軽快なフットワークでシャトルを拾った。

　第1ゲームは序盤から着実にリードを広げて21―11で先取。第2ゲームも開始早々の4連続得点で主導権を握り21―10の大差をつけて連取した。

　3度目の出場だったパリ五輪は、リオデジャネイロ五輪、東京五輪に続き、準々決勝で敗れて悲願のメダル獲得はならなかった。

　フランスから帰国後は休養を取り、大会1週間前に練習を再開。軽めの調整だけで五輪後初戦に臨んだ。

　1回戦はタイ選手を2―0で一蹴し、2回戦はデンマーク選手に2―0で快勝。準々決勝では韓悦（中国）に2―1で逆転勝ち。準決勝ではスパニダ・カテトン（タイ）に2―0で快勝していた。