巨人・阿部監督 坂本弾を称賛「本当に大きなホームランでしたね」菅野にも「我慢して…よく頑張った」

＜巨・中＞7回、2ランを放った坂本（右）を迎える阿部監督（撮影・藤山　由理）

　◇セ・リーグ　巨人2―0中日（2024年8月25日　東京D）

　巨人が0―0の無安打で迎えた7回に飛び出した坂本勇人内野手（35）の72日ぶりとなる一振りで連勝を決めた。わずか2安打でチームはリーグ60勝一番乗り。先発の菅野智之投手（34）は7回1/3を無失点の快投を見せ両リーグトップの12勝目（2敗）を挙げた。

　菅野が6回までノーノーの快投を見せた相手先発左腕・大野に投げ勝ち、坂本が72日ぶりとなる決勝の5号2ランを。わずか2安打ながらシビれる投手戦を制し60勝に到達した阿部慎之助監督（45）は「本当に大きなホームランでしたね」と坂本の一発に敬礼。そして「智之もそうですし、相手の大野くんも本当に投手戦というね、そういう感じだったんで、うちもずーっとヒット0に抑えられていたんでね…なんか1本出れば多少は変わるかなと思って見ていました」と振り返った。

　「大野くんが良かったんで、その中で智之もヒットは打たれましたけど、我慢して、あとをしっかり抑えてよく頑張ったなと思います」と勝利を呼ぶ力投を見せた菅野も称えた。

　残り28試合。「とにかくいい試合をしてカープにしがみついていきたいなと思います。明日一日ゆっくり休んで、しっかり気分転換して来週からもう一回仕切り直しと思ってやりたいです」と逆転優勝へ意気込みを語った。