ロッテ・種市 7回2失点で7敗目も 吉井監督「彼は頑張りました」

＜オ・ロ＞7回、太田に先制の適時二塁打打たれ膝をつく種市（撮影・後藤　正志）

　◇パ・リーグ　ロッテ0―2オリックス（2024年8月25日　京セラD）

　ロッテは先発の種市が7回まで毎回の10安打を浴びながらも2失点と粘ったものの、打線がわずか4安打と沈黙。今季12度目の零敗で4カード連続の負け越しで、2位・ソフトバンクとのゲーム差は4に広がった。

　0―0で迎えた7回2死二塁から太田の低いライナー性の打球へ中堅・高部がダイビングキャッチを試みた。1度は捕球したかに見えたが、体を回転させた勢いでボールがグラブからこぼれ（記録は二塁打）、「完全捕球していたのでは」というリクエストも判定は覆らず、結果として、これが決勝点となった。吉井監督は「完全キャッチしてるかなと思ったんですけど、ギューって出てきましたね。誰かが引っ張ったんじゃないかっていうくらい。あれも彼もギリギリのプレーだったと思うので仕方ないです」と振り返った。

　7敗目を喫した種市については「毎回ランナー出していたし、6回に30球近く投げたので、代えるタイミングだったんですけど、行かせてしまったので、そこはこちらの責任なので。彼は頑張りました」とかばった。

　▼種市　毎回ランナーを出す形となって7回もなんとか粘りたかったですが、あの回だけが悔しいです。