菅田将暉＆クドカン、初タッグ 来年1月公開 映画「サンセット・サンライズ」

菅田将暉が主演を務める映画「サンセット・サンライズ」

　俳優の菅田将暉（31）が来年1月公開の主演映画「サンセット・サンライズ」（監督岸善幸）で釣り好きのサラリーマンを演じる。脚本はTBSドラマ「不適切にもほどがある！」などの宮藤官九郎氏（54）。2人は初タッグとなる。原作は楡周平氏の同名小説。

　コロナ禍の2020年、テレワークとなった東京のサラリーマンが、釣りを楽しむために宮城県南三陸町へ移住するコメディー。南三陸の住民と交流する姿などが描かれる。菅田は撮影で本格的な釣りに初挑戦した。「たくさん笑い、ほんの少し泣きました」と振り返った。

　脚本の宮藤氏は初めて故郷の宮城県をメインの舞台とした作品を手掛ける。オリジナルではなく原作のある物語だが「釣りは自分の好きな分野の話だし、舞台も方言も知っている土地と言葉。人ごととは思えない物語」と胸中を語った。菅田との初タッグには「どんこ汁を菅田君が本当にうれしそうに食べているのが、僕の映画じゃないみたいで凄く好き」と印象を語った。

　菅田は2017年公開の映画「あゝ、荒野」以来、7年ぶりに岸監督の作品に主演。「前回、岸監督と次は笑える作品がいいよねと話していました。目標通り撮影現場は笑顔でいっぱいでした」と満足そうに明かした。