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大野豊氏 ぎりぎり踏ん張った阪神 広島が見せたわずかな隙に一気につけ込み流れ変えた

スポニチアネックス / 2024年8月26日 5時17分

<広・神>3回、菊池からの送球を坂倉(左)が捕球できず内野安打となる。打者走者は近本(撮影・北條 貴史)

 ◇セ・リーグ 阪神7―5広島(2024年8月25日 マツダ)

 【大野豊 視点】どんな試合でもミスはある。大事なのは、いかにそこにつけ込めるか、または周りがカバーしてやれるか。阪神は2点を追う3回2死から、広島が見せたわずかな隙に一気につけ込んだ。

 近本の二遊間のゴロを二塁手・菊池が追いついて一塁へ送球したが、ショートバウンドを一塁手・坂倉が捕れなかった。記録は内野安打だが、ここから森下の3ランを含む5連打で4失点。2回までリズム良く、制球も良く、調子が良さそうだった先発の森を立ち直らせなかった。9日の対戦(京セラドーム)で5回まで1得点に抑えられて白星を献上しており、この日も手こずりそうだったムードを吹き飛ばした。

 この逆転劇で、逆に大竹は自分のリズムを取り戻した。初回に1死一、二塁から末包の三ゴロを佐藤輝がファンブル。併殺を取れずにピンチが続き菊池に左前打されて2点を先制されていたが、持ち前の緩急を駆使する余裕が出てくるなど、本来の投球ができた。立ち上がりは先に隙をついた広島のペースだったが、一つのミスで流れが変わる典型的なゲームだった。

 阪神は2勝1敗と勝ち越して、ぎりぎり踏ん張ったとみる。一方の広島は巨人、阪神と続いた6連戦を3勝3敗で乗り切った。もちろん勝ち越せれば良かっただろうし貯金は13のまま増えなかったが、それでも6試合を消化したのだから優勝へ“前進”したと思っていい。広島らしい野球も十分にできていると思う。 (スポニチ本紙評論家)

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