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ドジャース・大谷 手術後初のブルペンで10球 「40―40」さえ通過点…来季二刀流復活へ着々

スポニチアネックス / 2024年8月26日 1時32分

<ドジャース・レイズ>術後初めてブルペン入りした大谷(撮影・西尾 大助)

 ◇インターリーグ ドジャース8―9レイズ(2024年8月24日 ロサンゼルス)

 試合前の開場時間を過ぎ、200人以上のファンが固唾(かたず)をのんで見守る中、ドジャース・大谷の「ウッ!」といううめき声が何度も響き渡った。劇的な「40―40」到達で沸かせたその翌日。昨年9月19日に右肘手術を受けて以降、初めてブルペンで投球練習を行った。

 立った捕手へ、直球だけ10球。現状の全力に近い強度で投げ込んだ。既に7割程度の強度のキャッチボールで85マイル(約137キロ)を投げており、90マイル(約145キロ)超えはほぼ確実。右肘違和感を訴えた昨年8月23日のレッズ戦以来、1年ぶりの傾斜を使った投球。前回19年の手術では、術後268日を経てブルペン投球したが、今回は同340日と焦ることなく、リハビリを着々と進めてきた。

 キャッチボールの最大距離は約45メートルで、ツーシーム、カットボール、スライダーは既に解禁。中2日を空けて投げていたが、19日から「2勤2休」のスケジュールへと前進していた。デーブ・ロバーツ監督は21日に「リハビリは順調。ポジティブな方向に進んでいる」と説明。一方、ポストシーズン(PS)での救援登板の可能性については「24年のチームに影響するとは思えない」と改めて否定的な見解を示していた。

 投手復帰は25年。来季開幕シリーズがカブス相手に東京ドームで開催されると発表された7月下旬に大谷も「僕自身はリハビリ明け。投げられる状態に戻して、開幕を迎えるのが一番」と語った。

 日本での二刀流復活へ。今後もマウンドでの負荷をかけつつ、順調なら9月初旬にはブルペンで座った捕手への投球に移るとみられる。(笹田幸嗣通信員)

 ≪大谷術後の経過≫

 ☆手術 23年9月19日にロサンゼルス市内の「カーラン・ジョーブ・クリニック」で自身2度目の右肘じん帯の手術を受け、成功。術式は腱の移植と人工じん帯を用いた補強を行う「ハイブリッド方式」。

 ☆キャッチボール再開 24年3月25日に本拠地で右肘手術後初となるキャッチボール。最大15メートルの距離でインターバルを挟み計50球。以後、基本的に中2日のペースで継続。

 ☆2日連続キャッチボール 24年8月19、20日にリハビリ開始後では初めて2日連続でキャッチボール。2日目の20日は平地で立った捕手へ55球、その後座らせて16球。最速は85マイル(約137キロ)。

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