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岡慎之助が切り開く体操“慎時代” 巨人・阿部監督と初対面で決意新た

スポニチアネックス / 2024年8月26日 4時35分

試合前に記念撮影する(左から)パリ五輪体操金メダルの岡、阿部監督、杉野(撮影・西川 祐介)

 パリ五輪体操男子で団体総合、個人総合、鉄棒の3冠に輝いた岡慎之助(20=徳洲会)が25日、プロ野球の巨人―中日戦(東京ドーム)で始球式を務めた。体操団体金メダルメンバーの杉野正尭(25=徳洲会)が立つ打席にストライク投球。名前の由来となった巨人の阿部慎之助監督(45)と初対面を果たし、さらなる飛躍へ決意を新たにした。

 マウンドに上がった岡の足は震えていた。重圧に勝ち、ストライク投球。打席に入った杉野に「打ちにいきたかったけど、球がグッと伸びてきた」と言わせる好投で、4万2000人超の大観衆から「慎之助コール」を浴びた。パリ五輪の団体で大逆転を演じた最終種目の鉄棒とどちらが緊張したか問われると「今日です」と即答。「体操でもこれぐらいの席が満席になってほしい。体操もこれぐらい盛り上がるスポーツになってほしい」と目を輝かせた。

 父・泰正さん(44)が巨人ファンで、阿部慎之助監督のように「スーパースターになってほしい」という思いを込めて命名された。始球式前には“本家”と交流。「試合は流れが大切」と聞かされ「僕が始球式で流れをつくりたい」との思惑通りの投球で巨人の2―0の勝利をアシストした。「最初は緊張でしゃべれなかった。スーパースターになってほしいと名前をつけられて、そうなれた。それをもっと超えていきたい」と決意を新たにした。

 日本体操勢の五輪3冠は1972年ミュンヘン大会の加藤沢男以来52年ぶりの快挙だった。次戦は9月7日に佐賀で開催される国民スポーツ大会に出場予定。20歳の新エースは「パリ五輪で体操を好きになってくれた人もいると思うので、ぜひ会場に足を運んでほしい。床と鉄棒で新技を入れるので、注目してほしい」と視線を上げた。体操をメジャー競技へ押し上げることを夢見て、28年ロサンゼルス五輪への再スタートを切る。

 ▼巨人・阿部監督 (つり輪などで)どうやって止まっているかを聞いたら“関節を筋肉で固めてはめます”と独特な表現をされていた。僕らには全く分からない感覚(笑い)。

 ≪杉野も気合「先陣切って」≫杉野も次の出場大会は国民スポーツ大会の予定で「僕は演技構成は変えずにいく。五輪でやった演技そのままで気持ちを込めてやりたい。体操が盛り上がるように先陣を切ってやっていかないといけない」と力を込めた。最終種目で中国を大逆転した団体メンバーとして、逆転優勝を目指す巨人にもアドバイス。岡とともに「最後の最後まで諦めないことが大切」と声を合わせていた。

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