【秋場所番付発表】阿武剋と白熊が新入幕！ともに日体大出身 同じ大学の同時新入幕は8年半ぶり

阿武剋

　日本相撲協会は26日、大相撲秋場所（9月8日初日、東京・両国国技館）の新番付を発表し、阿武剋（24＝阿武松部屋）と白熊（25＝二所ノ関部屋）の新入幕が決まった。

　一昨年の学生横綱の阿武剋は、幕下15枚目格付け出しで昨年九州場所初土俵。デビューから所要5場所での新入幕は、昭和以降11位タイのスピード記録となった。モンゴル出身では、夏場所の欧勝馬に続いて30人目、学生横綱としては同じく欧勝馬に続いて25人目の新入幕。神奈川・旭丘高からは初めての幕内力士が誕生した。

　白熊は、昨年秋場所の新十両からちょうど1年での幕内昇進。新潟・海洋高出身では、二所ノ関部屋の弟弟子でもある大の里に続く2人目の新入幕。福島県出身としては、2022年初場所の若元春以来、戦後9人目の幕内力士となった。

　阿武剋と白熊は、ともに日体大出身。今年夏場所の欧勝馬に続き、日体大から10、11人目の幕内力士誕生となった。同じ大学から同時新入幕は、2016年春場所の明瀬山と大翔丸（ともに日大）以来8年半ぶり。阿武剋より1年先輩の白熊は昨年秋場所で大の里と朝紅龍と日体大トリオでの同時新十両を果たしており、今回も日体大コンビでの同時昇進となった。