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西郷真央は逆転ならず7位「凄く悔しい」けど「気持ちは負けずにできた」悔しさの中で得た聖地での自信

スポニチアネックス / 2024年8月26日 7時3分

16番、バーディーパットを外す西郷真央(撮影・会津 智海)

 ◇米女子ゴルフツアーAIG全英女子オープ最終日(2024年8月25日 セントアンドリュース・オールドコース=6784ヤード、パー72)

 5打差10位から出た米ツアー本格参戦1年目の西郷真央(22=島津製作所)は4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの72と伸ばしきれず、通算2アンダーの7位で大会を終えた。逆転での勝利はならなかったが、6月の全米女子プロ選手権での7位に続く今季2度目のメジャーでのトップ10となった。

 最後の最後まで、西郷は決してタイトルを諦めなかった。冷たい雨が降り、強い風が吹き付けた聖地セントアンドリュース。心が折れそうな場面は何度もあった。例えば、第1打がロストボールとなってダブルボギー先行となった2番。それでも、そのたびに心を奮い立たせた。一番最初に出てくる感情は当然、「凄く悔しい」。だけど「気持ち的な部分では負けずにプレーできた」とも。逆転はできなかったけれど、優勝争いによってタイトルへの距離を、体感として感じることができた。

 「メジャー優勝への壁というか、凄くという感じはしない。このショットを続けながらパッティング、グリーン周りの精度を上げた近づけるようになると思う。課題は明確なので」

 聖地にふさわしい力量を試される、過酷な最終日だった。重たい海風に、雨が加わった。2番パー4では1Wでのティーショットが雨で滑り、右サイドのブッシュにつかまり紛失。打ち直しとなるなど、ダブルボギーが先行した。それでも5番で約18メートルを、6番で8メートルのバーディーパットをねじ込んで力強く拳を握る。10番でもバーディーを奪い、一時は首位に2打差に迫った。だからこそ、11、16番と終盤で決めきれなかった1メートル強のボギーが悔やまれる。

 4日間のパーオン率81・94%に対し、平均パット数は32。自身でも明確に、課題は把握している。「納得いったストロークはしていましたけど、結果が伴っていなところがある。ショットのチャンスを活かせるようにもっともっと頑張りたい」。今季を通じた強化課題であるグリーン上を、さらに突き詰めていく。

 今季が米ツアー本格参戦1年目の22歳は、日本ツアーで6勝を挙げている実力者。現在、ツアーの「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」ではランクトップを走っている。今季のメジャー5大会はこれで終わり、7位が2度という結果だったが、まだシーズンは続いていく。「残りシーズンで、優勝できるように頑張りたいです」。悔しさの中で得た聖地での自信を胸に、まずは米ツアーでの1勝目を目指していく。

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