痛恨…アストロズ・菊池雄星 4回まで無安打と快投も5回に同点3ラン被弾 5回まで3失点

オリオールズ戦に先発したアストロズ・菊池雄星（AP）

　◇ア・リーグ　アストロズ－オリオールズ（2024年8月25日　ボルチモア）

　アストロズの菊池雄星投手（33）が25日（日本時間26日）、敵地でのオリオールズ戦に先発。5回に痛恨の同点3ランを浴びた。

　24日終了時点でヤンキースと並び、両リーグトップタイのチーム本塁打数198本と強力打線が売りのオリオールズ相手に序盤は臆することなく腕を振った。

　立ち上がり、先頭・スレーターには9球を擁したものの中飛に打ち取ると、ラッチマンを遊ゴロ、ヘンダーソンを中飛と上位打線を三者凡退に封じた。

　3回も先頭・リベラにストレートの四球を与えたものの後続をきっちり打ち取った。

　ただ、3－0の5回に先頭・ヒメネスに初安打となる右前打を許し、1死からリベラを四球で歩かせ一、二塁とすると、8番・ウリアスに痛恨の同点3ランを被弾。高めの直球を狙われ中堅左へ運ばれた。

　皮肉にも打球はオリオールズの救援陣が待機するブルペンに飛び込み、オ軍ペレスが帽子でダイレクトキャッチ。これには敵地ファンも大盛り上がりした。

　それでも菊池は動揺することなく後続打者をきっちり打ち取り、同点で食い止めた。

　

　前回19日（同20日）のレッドソックス戦は5回2/3を6安打3失点（自責1）で勝敗は付かなかったもののチームはサヨナラ勝利。トレード加入後、4戦2勝負けなしで自身が先発した試合でチームは4戦全勝と「勝利の使者」となっている。