五木ひろし 歌手生活60年記念の特別公演に「この芝居が最後…というぐらいの気持ちで」

歌手生活60年の特別公演に意気込みを語る五木ひろし（右）と坂本冬美

　歌手の五木ひろし（76）が26日、大阪市内で歌手生活60年記念の特別公演「喧嘩安兵衛/スペシャルショー」（10月31日～11月21日、大阪新歌舞伎座）の取材会を共演で特別出演の坂本冬美（57）と行った。

　「喧嘩…」は赤穂浪士に名を連ねる堀部安兵衛の若いころに焦点を当てた名作で、五木にとっても約20年ぶりの再演となる。大立ち回りもある芝居に五木は「50代でやっていたものを、今回どこまでやれるか。私にとっても大きな挑戦」と力を込め「この芝居が最後になるかもしれない…、そんな気持ちで挑みたい。まあ、ずっと前からやりたい芝居があるので、それをやらないと終われないんですけど、それぐらいの気持ち」と熱く語った。

　相手役の坂本は「私の役は多分、10代。お客さんにはお願いやから双眼鏡で見ないで、と言いたい」と笑わせながら「私が子どものころからスターだった五木さんの60年という節目の舞台にご一緒できて本当に光栄。力の限り、すべてをかけて挑みたい」と意気込んだ。