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新入幕・阿武剋「2桁勝利目指す」同じ元学生横綱で日体大出身の大の里&欧勝馬に続く新入幕旋風だ

スポニチアネックス / 2024年8月26日 17時12分

新入幕会見で、番付表を指さす阿武剋(右)と師匠の阿武松親方(撮影・前川 晋作)

 日本相撲協会は26日、大相撲秋場所(9月8日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表し、新入幕の阿武剋(24=阿武松部屋)が千葉県習志野市の阿武松部屋で会見を行った。

 最上段にしこ名が載った番付を手にし「字が太くなってうれしい」と笑顔を見せた。昨年九州場所の幕下15枚目格付け出しデビューから、昭和以降11位タイの速さとなる所要5場所で昇進。「番付が上がったということは相手が強くなるので、もっと必死にやらないと勝てない」と気を引き締めた。

 夏場所で初優勝を果たした関脇・大の里(24=二所ノ関部屋)とは日体大相撲部の同期。4年間苦楽をともにした仲で、公式戦での対戦成績は1勝1敗。「(1年時の)新人戦の決勝で負けて(4年時の)最後のインカレ決勝で勝った」と振り返った。「本場所で対戦できるように自分も頑張りたい。まずは自分がそこまで上がっていかないと」。プロ初対戦を見据え、早く番付を上げていくことを誓った。

 8月中は初めて巡業に参加。関脇・霧島ら役力士と申し合い稽古で胸を借りたり、横綱・照ノ富士からアドバイスをもらったりもした。「申し合いであまり買って(指名して)もらえなかったけど内容は濃かった。土俵周りに立っているだけでも、気付くこと、学ぶことが多かった」。幕内の舞台での戦いを前に、貴重な経験を積んだ。

 会見に同席した師匠の阿武松親方(元幕内・大道)にとっては、2019年9月に部屋を継承してから初めての新入幕力士誕生。「率直にうれしい。大学で成績を残している素晴らしい力士を預かったので、順調に幕内に上がれてよかった」と安どした。「上はまだまだあるから、ここは通過点だと思う。一日一番しっかり自分の相撲を取れれば結果はついてくる」と期待を寄せた。

 これに対して、阿武剋は「2桁勝利を目指して頑張ります」と三賞にも意欲。同級生の大の里が初場所で、日体大の2年先輩で同じモンゴル出身の欧勝馬(27=鳴戸部屋)が夏場所でそれぞれ新入幕ながら三賞を獲得しており、2人に続く“新入幕旋風”を誓った。

 ◇阿武剋 一弘(おうのかつ・かずひろ)本名=バトジャルガル・チョイジルスレン。2000年(平12)5月5日生まれ、モンゴル・オブス県出身の24歳。中学時代は数学オリンピックで県大会優勝した経験がある。2016年春に来日し、神奈川・旭丘高に相撲留学。2年時に関東大会無差別級優勝。3年時に全国高校総体準優勝。日体大1年時に東日本新人戦準優勝。2年時に全国学生選手権8強。3年時に東日本学生体重別無差別級優勝。4年時に東日本学生体重別無差別級優勝、全国学生選手権優勝。2022年12月末、阿武松部屋に入門。昨年九州場所、幕下15枚目格付け出しで初土俵。今年春場所で新十両昇進。身長1メートル84、体重160キロ。家族は両親、姉、姉、兄。

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