V3狙う三菱重工浦和FW島田芽衣「自分が引っ張っていかないと」 海外流出続くWEリーグの新たな主役へ

＜WEリーグ　キックオフカンファレンス＞ポーズを決める（左から）マイナビ仙台・廣澤、三菱重工浦和・島田、大宮・林、ちふれ埼玉・吉田、千葉・大熊、日テレ東京V・木下、ノジマ相模原・榊原、長野・伊藤、新潟・滝川、C大阪ヤンマー・脇阪、INAC神戸・水野、広島・瀧澤（撮影・西海健太郎）

　WEリーグは26日、都内でキックオフカンファレンスを開催し、12クラブの代表選手が出席した。

　WEリーグの理念は「みんなが主人公になるためにプレーする」。昨季のリーグ得点王とMVPに輝いたMF清家貴子は今夏、三菱重工浦和からイングランド女子スーパーリーグのブライトンに移籍。さらにGK山下杏也加、DF北川ひかる、MF藤野あおば、FW田中美南とパリ五輪に出場した女子日本代表「なでしこジャパン」の選手たちが次々に海外挑戦した。高田春奈チェアは「多くの選手が海外にチャレンジをして、WEリーグはさみしくなったんじゃないかと言われることも多い」と受け止めつつ、「国内を見てみるとワクワクする選手たちはたくさんいる。これから新しい主役を生み出していくリーグになることが私たちに求められている」と若手の台頭に期待した。

　3連覇を狙う三菱重工浦和のFW島田芽衣は、次代を担うヒロイン候補。昨季9得点をマークした22歳のストライカーは「昨年は清家さんの得点が大きかった。3連覇するには自分自身が引っ張って得点を重ねていかないといけない」と自覚十分に話し、「2桁ゴールと得点王を取れるように頑張りたい」と宣言した。日テレ東京Vの背番号10を背負うMF木下桃香は、なでしこジャパン選出歴を持つ21歳。「ストロングポイントは気持ち。誰よりも熱くやります。ノーゴールノーアシストでもいいので、タイトルを獲りたい」とチームを初優勝に導く決意を示した。

　リーグ発足4年目の今季は今月31日開幕のクラシエ杯からスタート。リーグ戦は来月15日に開幕する。