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稽古の虫に目覚めた白熊が新入幕果たす「1日でも早く大の里においつければ」

スポニチアネックス / 2024年8月26日 18時21分

新入幕会見で番付表を手にする白熊(右)と師匠の二所ノ関親方(撮影・前川 晋作)

 日本相撲協会は26日、大相撲秋場所(9月8日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表し、日体大出身で珍名で話題を集めた白熊(25=二所ノ関部屋)が新入幕を果たした。

 入門から2年かけての幕内昇進。白熊は茨城県阿見町で会見し、「幕内は小さい頃からテレビで見て憧れたところなので、素直にうれしいです。親方を信じて二所ノ関部屋でやったきたことが結果になった」といつも以上に横長の目を細くしながら喜びを爆発させた。

 福島県須賀川市出身。日体大では主将を務め、22年夏場所で初土俵を踏んだ。得意の四つ相撲で着実に番付を駆け上がり、昨年秋場所では同部屋で大学の1学年後輩にあたる大の里と同時に十両昇進。しかし、猛スピードで番付を駆け上がる大の里とは対照的に白熊は加速するどころか大きく減速。ケガなどもあって今年春場所では入門以初の負け越し、夏場所も6勝9敗に終わり幕内は遠ざかった。方や大の里は夏場所で所要7場所での幕内優勝。「このままじゃないけない…」尻に火が付き、稽古の虫になった。師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)は「自分が見ている限りでも普段より倍はやっていた。それが結果に出た。6月もそうだし、名古屋に入ってからも休まず稽古していた」。名古屋場所は12勝3敗で十両優勝を果たした。師匠は「初日に妙義龍に圧倒されて負けたので、勝ち越せればいいかなの期待だったが、いい相撲が多かった。これまで受けた相撲ばかりだが、負けた相撲も前に出ていた。力の出し方とか勝ち方を少しづつ分かってきたようだ」と評価する。名古屋場所後も稽古開始から1週間くらいは基礎運動程度に止めていたが、自発的に稽古をするなど相撲に対する姿勢は変わってきたという。

 番付表では最上位に名を連ねたが、出世街道を走る大の里の背中はまだ遠い。会見では「1日でも少しでも早く追いつけたらいいかな。いずれは大の里と優勝決定戦がしたい」と目を輝かせる。師匠には「(同門対決は)自分次第でしょう。器用な方でないので、何番も稽古をやっていかないと。優勝決定戦やるなら稽古量を10倍ぐらいしないといけない」とハッパをかけられた“稽古に目覚めた”白熊。「まずは勝ち越し。自分の相撲がどれだけ通用するか分からないので挑戦者のつもりでぶつかっていきたい。2桁とか意識すると固くなるので、1日1番の気持ちでいけば結果はついてくる」と緊張気味の顔を思い切り引き締めた。

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