石破氏 TV生出演で「党内人気」指摘され…「人気がないことはずっと言われてきている」

石破茂氏

　自民党総裁選（9月12日告示―27日投開票）への立候補を表明している石破茂元幹事長（67）が26日、テレビ朝日「ワイド！スクランブル」（月～金曜前10・25）に生出演。党の裏金問題について言及した。

　番組のコメンテーターを務めるジャーナリストの増田ユリヤ氏から、政治資金規正法の罰則強化などの一連の流れについて「厳しくすればするほど自民党の中での人気下がるのでは？」と指摘され、「それは自民党の中の人気が下がっても、国民の意識との間がズレが起きたらどうしようもない。そうするともう信じられないよ、自民党はっていうことになったら、我が党が国のために仕事ができますかと」と語気を強めた。

　自身5度目の挑戦となる総裁選。「私は自民党の中で100万回ぐらい言われたかな、自民党の中で人気がないということはずっと言われてきている。でも、これはおかしくないか、変えるべきじゃないか、ということを言わなきゃいけないのに言わなかったということはない。自分のための政治じゃない。自分の利益のためにやっちゃいかんですから」とした。

　政治資金規正法はまだ十分ではないと考える。「どこから入って、どこで使ったのかわからないようになっている。お財布がいくつもあるから、どこに入ったのかわからない。何に使ったのか、誰でもわかるようにしないと透明性なんか確保できない。そういうことはきちんとやりたい」と述べた。

　また、「自民党は国民政党である」と強調。「政策を実現するためには仲間を集めないといけない。これまでできていなかったことをどうしていくのか」と問われ、「それは私の努力が足りないということ。今からでも一生懸命努力をします。お願いしないとやってくれない。あいつは待ってれば人が来てくれると思ってるんじゃないのか、というご批判もいただいた。それは全て私の責任であり、私の反省です」とした。